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OutDoor by ISPO 2023 国際スポーツ用品展示会

OutDoor by ISPO 2023 国際スポーツ用品展示会

開催期間 2023年6月04日〜6月06日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00)
場所 ドイツ・ミュンヘン MOC 会場
開催周期 毎年開催
WEB https://www.ispo.com/outdoor
特記 次回は2024年6月3日〜6月5日

OutDoor by ISPOは、新しいコンセプトを掲げて欧州最大のアウトドア見本市OUTDOOR Friedrichshafen から2019年ミュンヘンに移転しました。 アウトドア、アクション、スポーツファッション、パフォーマンススポーツ、テキスタイル素材、ヘルス&フィットネスなどを取り扱うサマー・アウトドア・スポーツ用品の国際的な展示会です。

参考・引用元:Outdoor by ISPO 公式HP
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OutDoor by ISPO 2023

今年もEuropean Outdoor Group (EOG)と共にミュンヘンMOCで開催されたOutdoor by ISPO 。6月4日から6月6日までの3日間、晴天の中開催されました。

今年は屋内・屋外も含めて展示ブースは完売、出展社数は総計661社にもなりました。

またドイツ国外からの出展社数は昨年より160%も増加し 554 社が出展。特にアメリカ、中国からの出展社が増えた結果、海外からの出展者の割合は合計 83%となりました。 最多数出展国は中国、ドイツ、米国、スカンジナビアとなり、国際的にも非常に注目度の高い展示・販売会であること示します。

88 カ国から約 9,000 人の業界関係者、ディーラー・バイヤーやブランド担当者たちが一堂に会した3日間となりました。

新しい挑戦に、次のステップに

ホール、屋外、アトリウムでの展示と特色豊か

今年のOutDoor by ISPOのメインテーマは「Breaking new ground together」(直訳だと、一緒に新境地を開拓していこう というような意味になるかと)。

OutDoor業界での重要なテーマであるサステナビリティは、もはや特別ではなく「行って然るべきこと、あって当然」になりつつあります。このテーマは簡単に実行できることでもなければ、結果がすぐに現れるものでもありません。 アウトドア業界も非常に難しい立場の上で成り立っていますが、より良い形で、環境にも、人にも、優しくサステナブルである努力をおこなっています。

そんな業界の気持ちと、アウトドアを愛する人たちが作る業界の未来は、今年もまた新たな一歩を踏み出したと感じられる展示会となりました。

選ばれし商品15点が所狭しと展示されるスタートアップエリアは屋外に

特に今年は新たに出展企業が17社。 屋外にあるスタートアップエリアには、事前審査によって選ばれた新しいメーカーや製品15社が勢揃い。日本でもきっと需要がありそうな商品が多々見つかりました。

いつだって日焼け対策 eco elio

簡単に詰め替えリフィルも入れ替えられて、塗布する手間が省ける点もおすすめ

アウトドアやコスメ系見本市では珍しくない、お肌に優しくしっかり日焼け対策のサンクリーム・・・ですが、スタートアップのeco elioの商品は他と違う点が2つ。 珍しいポンプ式な点と気軽に持ち運びができるようにリフィル容器がついている点です。 そしてポンプ、リフィル、サンクリーム全てが徹底したサステナブリティ基準を達成しています。

あるようで無かったポンプ式は、例えば屋外でトイレや手洗いを行った後に手の日焼けが気になる時に、手を乾かしてからさっとポンプで日焼け止め対策が可能になります。 サンクリーム自体はアレルギー喘息協会(Deutschen Allergie und Asthmabund)のテストを受け推奨されているので安心です。

リフィルは、通常日焼け止めの容器の入れ替えは推奨されませんが、この場合、ポンプから使う分だけを少量移し替えられる上に、使った後は食器洗浄器で洗っても問題ない楽チン仕様です。

ちなみにポンプから出てくる量も例えば1プッシュで顔と両手をカバーするのに適した量が出てきます。 多すぎず、少なすぎずしっかり日焼け対策!

虫除け効果も感じられる個包装ウェットティッシュ Klean Freak

香りも強すぎず、使いやすい

オーストラリアから出展のKlean Freakの個包装ウェットティッシュが他と違う点は、その大きさと爽快感。 個包装で使いやすく香りもマイルドで、使用後も例えば土に埋めれば自然に還っていく自然に優しいエコ観点も素晴らしい。

それぞれ香りが違うだけでなく、その効果も少しずつ違っています。 個人的にはお肌に潤いを与えてくれるラベンダーがイチオシです。

街も山も快適に過ごす

ドイツではお天気の変わりやすいのは山だけではなく、街中でも同じです。突然の雷雨( plötzliches Gewitter)でびしょ濡れに・・・と思ったら、早ければ30分ほどしてからすぐに晴天になるという体験をしている人も多いはず。 傘を持ち歩くべきか、否か、と悩むことも多いかもしれません。

山道だってハンズフリーで 使える傘 Euroschirm / Göbel

後ろが長いだけでなく強度も加わっている

基本的に強くてフレキシブル、そして軽い傘を多数販売している傘のスペシャリスト。 どの傘も使い勝手が良さそうだが、敢えてアウトドア仕様として選ぶイチオシは、山道をハンズフリーで傘をさして歩けるというすぐれもののhandsfree wingとhandsfree telescope 。

どちらも簡単にリュックに装着して、手ぶらで傘がさせます。 wingは傘の後ろ側が少し長めになっていて、濡れやすいリュックや足元がしっかりガードできます。 telescopeは折りたたみが可能。

傘のスペシャリスト

今日は絶対雨だな・・・という場合はwingを、どっちか分からないけど多分大雨ではないはずという場合はtelescope、と使い分けも可能。

トレイルランでもハンズフリー DEUTER

DEUTER(ドイター)では、今年も昨年から力を入れているトレイルラン製品をドイターの持つ技術とアイデアで改革した新製品を発表。軽さ、そして手軽な装着感とさまざまな用途に合わせてオプションが楽しめるベストです。 本体+オプションをつけることで、「荷物は多いけどハンズフリーで快適に動きたい」そんな人々を全力でサポートします。

ちなみにドイターの雑学・豆知識、今では一般的なリュックの後ろが涼しい頑丈なメッシュ製になったシステムは1984年にドイターが開発したそうです。 その恩恵に毎夏あやかってます!

キーポイント 効果を付与

性質上、耐水性や防臭性は使用頻度があがるにつれて効果が落ちてしまうのは仕方のないことですが、エコフレンドリーに、地球にも自分にも優しくしながら、その効果をより長く保つための商品も多く開発されています。

また、本来そのような機能はないテキスタイルなどに機能を付与するための商品も増えつつあります。 例えば・・・

虫除け洗剤とスプレー EKTA


当展示会で初お目見え、先週からスタートしたばかりのフレッシュなブランド EKTA。 近年欧州でも虫除け対策が増えつつありますが、ちょうど時代に合わせた衣類を洗濯することで、蚊や虫を遠ざける効果のある液剤を開発。全年齢に使えて、環境にも優しい製品です。

洗濯洗剤は一度洗えば、最大2回程度の洗濯回数まで効果を持続することが可能。 例えば旅行に行く前に使っておくと、旅行中虫に悩むことなく、快適に過ごせます。

洗濯するだけで防汚・防水効果 OrganotTex®︎

完全エコ素材なのに、効果が抜群

スウェーデンOrganoClick社の衣類の防水性と防汚機能を高める洗剤・スプレー剤シリーズOrganoTexは、PFASを含まない撥水剤で、100%植物性由来な上に生分解性です。

特筆すべきは元々撥水性の無かったテキスタイルにも使用可能なこと、一度防水加工をおこなっておくと数回洗濯してもその効果が続く点です。 ちなみに生地の目を潰したりもしないので、通気性や肌触りの変化は感じられないところも嬉しいポイントのひとつ。

特に梅雨だけでなく、年中不快感を感じる靴の防水スプレーとレザーワックスはアウトドアライフだけでなく日常ベースでも役立ちそうです。

Polygiene ®︎

11月末のISPOも楽しみにしています

同じくスウェーデンのPolygiene®︎が提唱するポリジン加工も、日常を快適かつエコフレンドリーな技術を提供します。

実際にこの加工がなされた衣類のモニタリングを弊社で実行。 10代の青年に1〜2時間汗だくになるくらいにスポーツを行ってもらったところ、周囲の人は近寄り難く汗臭かった(遠慮ないご意見)が自分だけは臭くなかった、と効果を十分感じられたとのこと。

ちなみに11月のISPOではなにやら新しい動きもあるそうなので、目が離せません。

ISPO Award

写真左端がNadine Wallner

今回アンバサダー(エンジェル)としてNadine WallnerをISPO Award Angelとして迎えました。 34名の受賞者へのトロフィーの授与は今年は2回(2日)に分けられたことで、例年の混雑さも、中だるみも感じることなく授賞式が行われました。

スカンジナビア・アワードのノミネート製品たち

もちろん、スカンジナビア・アウトドア賞(Scandinavian Outdoor Award)も授与され、今年はアメリカオレゴンからのbusiness Oregon、フランス、イタリア、中国もパビリオンを形成。

ピックアップ

ジッパーといえば、YKK

日本からの出展ももちろん。 日本でのアウトドア業界の盛り上がりも一過性のブームではなく、しっかりと定着しているせいか、日本からの来場者も多く増えてきています。また出展者も今後増えていくであろうと予想できます。

サステナブルをトライアスロン界でも 山本化学工業株式会社

すっきりと洗練されたブースはお手本にしたい

大阪に本社を持ち、山というよりは海、ウェットスーツを必要とするスポーツ業界で知られる YAMAMOTO 。コロナ以前はISPOに出展していましたが、今年はアウトドアに出展。

左端黒の素材がノミネート 今回各所で象モチーフがたくさん。

今回はサステナブルかつウェットスーツなどにも使える水に強くしなやかな生地素材を展示。 実際に触ってみた感触は非常に滑らかかつ弾力を感じる素材で、抵抗を最小限に感じ、かつ浮力も加わりそうな軽さ。 テキスタイルトレンドでもTop Five Performing Finishes にノミネートされていました。

強みを活かし企画から流通・販売までサポート 総合商社原田株式会社

肝心の流通や製造コストが下げらずせっかくの良いアイデアが埋もれることを防いでくれるのが商社の強み

機能アパレル部門から、フルオリジナルの機能的なユニフォームなどを提案。Harada Corporation は総合商社ならではの強み、グローバルにさまざまな商品に対応が可能かつ専門メーカーとはまた違った視点から企画・製造・流通までをオールマイティーにサポートしてくれます。

豊富なチョイスで場所を選ばず保冷 Igloo

野外コンサートなどにもおすすめ

暑さがどんどん厳しくなってきている欧州の夏。 そんな夏にふさわしいグッズもありました。

保冷バッグで有名なアメリカのメーカー Igloo。ドイツでも日本でも釣りやキャンプ、BBGなどで活躍する比較的安価で高品質な保冷バッグ(容器)で有名です。 スウェーデンのDometic Group の参加グループとして今年からさらに欧州でも市場進出が期待されます。

保冷バッグとは思えないデザイン

夏のお楽しの山中ライブやキャンピングイベントに気軽に持っていけて、土に埋めてしまえば自然に還っていく保冷容器も目をひきましたが、イチオシはさらにシティユースを意識した保冷バッグ。 価格帯も手頃なお値段、しかもバッグの外側にポケットをつくることで、携帯や財布なども安心して持ち運び可能。

ちなみに温度を保つ、ということで持ち寄りパーティーに温かいものをそのままキープして持っていくことも可能です。

画期的なリュックサックberghaus

軽い、使いやすそう、背中も蒸れない

通常背中の蒸れ防止ネットは大別すると2種類になり、背中にくっつくが柔らかい、くっつかないが固い代わりに安定性が高い、とそれぞれメリット・デメリットがあります。berghausは、今回その両方のメリットだけを得るためのリュックを開発。

防水性あり、ポケットもショルダーストラップ、スタビライザーストラップにもあるので、本当に使い勝手が良い上に軽い。 2024年夏から販売とのことだが、価格も200EUR 前後と手軽感が素晴らしい。

画像で見るOutDoor by ISPO

テントの中も快適に、まるで自宅のような居心地の良さに

案外寝心地が良いので、ゲストベッドにも良いかも

キャンプ中、テント内の快適度がどんどん上がっています。

ふわふわで座り心地がいいのに耐重量120kg近く

キャンプでも手軽に運べて、座り心地も文句なしのチェアも増えてきている。

日本だとお馴染みの、持ち運び式蚊取り器。殺虫剤シートは欧州でもオンラインでのみ購入可能

ガーデンや屋外で使える持ち運び可能で火を使わない虫除けも選択肢が増えてきている

汗の蒸れも抑えてくれそう

アウトドア・シューズブランドとして有名なMERRELLから、靴下も登場。 製造は元々靴下メーカーとして100年の歴史をもつRenfro Brands、ライセンス契約でMERRELLのコンセプトとシューズにフィットする靴下を2017年にローンチしています。

山らしい生物・・・?

クライマー御用達の8b+ 元祖チョークバッグはシンプルから可愛いまで勢揃い

今回は代表がいなかったので担当のお姉さんと

今回も出展中のTRAIL。便利かつおいしい食事が山でも家でも食べられるコンセプト。 新作が待ち遠しいです。

日焼け防止効果抜群のテント素材

いままでは日焼けすればするほど良い、みたいな感じだった欧州の夏も最近は紫外線による健康被害を意識している感が表れてきている。

ペット専用なところが良い

暑さに虫に、と守ってあげたいペットのためにペット用のテントも!


弊社では、名刺やカタログの印刷、見本市会場への直接運搬手配も承ります。
また、ノベルティなどの制作や、各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。

 

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