開催期間 | 2023年10月28日〜29日 (9:00〜18:00、最終日〜17:00 |
場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
開催周期 | 毎年開催 |
WEB | https://www.beauty-forum.com/ |
特記 | ドイツ国内4カ所で開催: ハンブルク、ライプチヒ、ミュンヘン、シュトゥットガルト 次回ミュンヘン:(現時点で未定)-年 -月-日〜-月-日 |
ビューティーフォーラム・理美容コスメティックス展示即売会は9カ国16ヶ所で行われるインターナショナルな理美容・コスメティック専門見本市・展示即売会。 2021年はコロナ後初・再開催は出展者数約580社、25カ国から15,000人の来場者を記録。
今年は Cホール3〜5の3ホールで開催。ネイルと足の健康を保つポドロギーのクラスターとコスメ・美容クラスターに分かれて展示されていました。今回のテーマは ‚We believe in the power of beauty‘ 私たちは美の力を信じる のモットーの通りに開催。 今年は出展社数は600を超え、昨年に比べて30%増の20,750人の来場者数を記録し、大成功を博しました。
美容系専門学校や、技術スクール、足学専門学校など学びを得るための一歩にもなるため、学生やこれから美容の道を目指す人、そしてプロや業界関連者が多数集まります。メイクコンテストやヘアコンテストも行われる美容の一大イベント見本市・展示会のひとつでもあります。
ドイツ足病学会(Deutscher Verband für Podologie (ZFD) e.V.)が主催した バイエルン州認定の足病学会には、約 200 名の美容専門家が集い、足の健康と美について学び議論。ドイツの有名ドクターズコスメDr.Grandel、高級エステティック・コスメブランド Daltonなどの良質なコスメ・スキンケアブランドが所狭しと並びました。
今回で2回目のスタートアップエリアには前年度の2倍、20社が参加し、また今回初のビューティープレスツアーも行われました。来年度にはツアーも午前・午後とクラスタ別に分ける可能性もあるとのことで、より専門的なツアーとなれば新たな発見と出会いが生まれるかもしれません。
「アンチエイジング」「トレンド」「足病学」「医療美容」など多岐に渡った興味深い美容関連セミナー・カンファレンスも行われました。 また、ダンスや参加型アクティブセミナーなど体の内側らから外まで全身の美を追求したビューティーフォーラム2023。 来年はさらにパワーアップした形が楽しみです。
今年より顕著に見られたトレンドは、それぞれの肌のタイプを細分化し、効果や期待する効能、香り、カラーが選べるようになっていることかもしれません。
乾燥、ノーマル、オイリー、敏感肌と肌質で選ぶタイプと、肌質+気分に合わせてコスメラインも変えられるような安価で高品質なアンプルタイプやシートマスクの人気がさらに高くなっていました。
その一方で全ての肌をより健康的に保つハイクラス・コスメの人気もあり、ミドルクラスの品質・価格のコスメが減少し、プチプラ自由に選べるタイプと高級徹底ケアタイプに二極化しつつある印象がありました。
アジアンコスメが流行してから幾星霜(とまではいかないかもしれませんが)、欧州でもしっかりと根付いているアジアンコスメブーム。
ドイツ一、多分欧州一の韓国コスメを数千種類と扱うドイツのコスメ・オンラインショップでは、今年もフェイスマスクの人気が高いそうですが、特におすすめは日本でもすでに人気の韓国ブランドFly to You のクレンジングバーム。初日の夕方にはサンプルも全てなくなるほどの人気でした。
来年もドイツでの韓国コスメ人気が続くことが予想されます。
5-ALA(5-アミノレブリン酸)を活用した Kiyomi は、ドイツ(欧州)人の肌質に特に特化した美容コスメ。 5-ALAは、日本のコスモ石油が20年以上かけて研究し生産に成功したアミノ酸の一種です。
サプリメントなどの原材料として使われていて美容と健康食品関係でも有名ですが、実はコスメにも応用され、その効果はなかなかのもの。日本ではすでに人気も高いようですが、ドイツではまだまだ知られていないので、5-ALAについても説明がしっかりとHPに記載されています。
韓国系コスメに続いて、日本の大手コスメブランド以外のまだまだ知られていないブランドや、優れた新機能コスメもどんどん欧州で自由に購入できるようにブームが来ればいいなと願っています。
欧州の雪山でのスポーツやアクティビティで案外忘れられがちな雪の照り返しによる日焼け。冬の意外にも厳しい日差しと寒さによる肌の乾燥とダメージは計り知れません。
目を守ることは近年一般化し始め、ようやく日焼けは肌の老化を加速させるという認識が広まり、ドイツ人のなかでも肌や唇のUVケアが一般にも浸透し始めたようです。
早くから日焼けの肌への影響を考え、ナチュラル志向に肌を守る Naturkosmetik 自然派化粧品コスメを作っているHildegard Braukmann。特に冬の限定シリーズ(8月〜3月までの限定期間販売)が最高に良く、しっかり保湿、しっかりUVカバーがありがたい。
イチオシはUVケア入りリップクリーム。これは冬だけでなく夏バージョンも欲しいレベルの保湿感+UVケア感あり。
コロナ禍である意味爆発した目元ケアとまつ毛ブーム、今年は少し落ち着いていたもののまだまだ新たな開発とケアが続いています。ただし、今年は、派手さをメインにするよりも健康的な艶やかさや豊かさを保つためのコスメがよく出ていました。
眉毛のアートタトゥー(アートメイク)はもともと需要が高く、多くの方がクッキリ眉毛メイクをしていましたが、意外と需要があるらしい欧州のつけま産業。UVでしっかりつけるまつ毛も増えている模様。
それに合わせて、眉毛とまつげ専用シャンプーも開発・販売されていました。 フランスのメイカーLASHBOOM!は目元周りが潤う専門コスメブランド。
メンズ系コスメも近年市民権を得て、どんどん充実してきています。
今回初出展だったBetter Be Boldは、これまでは隠す、改善する、という方向性でのケアグッズが多かった、薄毛に悩んだり坊主頭の男性向けナチュラル・ケア商品。 例えばテカリだけが気になる方へのケアグッズや、頭皮の日焼けを防いだり、より適したケアが出来るような隠すのではなく、心配されるテカリや問題・悩みを解消するためのメンズ化粧品です。
高級スパやホテルなどをターゲットとする美容兼メディカルベッドを提供するGharieni社から、今年も新しい製品が発表されていました。
brainLight 3Dを飛び越えて、4Dでリラックス出来るリラクゼーションチェア&モア。自宅でも癒しとやすらぎの時間を追い求める人への贅沢品です。 一過性の人気ではなくて、しっかりセミナーを行い、イベントにも参加してストレスフリーな生活を享受しましょうというメッセージを常に出している姿勢がとても良い。 イベント会場で見かけると、ついついお邪魔して30分ほどリラックスさせてもらっています。
ネイル業界も進化が進み、より塗りやすく、より使いやすい商品がうまれている。 特にカラーは今年はマット系が流行りそうとのこと。新作は裏に返しても液がこぼれない超ソリッドなのに、塗るとスムーズで滑らかテクスチャー。 まるで上質(そしてもったり感がすごい)カスタードのようでした。
歯のホワイトニング、昨年〜はもっと多かった気がするが、今年は控えめ
スタートアップから、香料不使用で爽やかな天然のアロマと肌への負担を極力抑えたコスメライン。 ホテルやスパにいったようなリュクサスな気持ちが味わえます。 BIOなのにアンチエイジング効果もあり、非常に気になったコスメブランド BEAUETAL
足の健康のための機械、使い方とその効能を実演してくれます。 また美容学校やサロン向けの美容機器、脱毛機器なども最新機器が揃っていました。
日本らしい名前だと思ったAKARIは30年以上も前から、日本とのつながりを大事にしたコスメブランドです。 あかり=ライトを意味して、最初はエッセンシャルオイルからコスメやキャンドルから始まったそう。 開発から販売までをお手伝いするエキスパートです。
美容関連は全てが揃う見本市。 リラックス効果が高いキャンドルも、バスボブも楽しめるLASHも出展。
弊社では、名刺やカタログの印刷、見本市会場への直接運搬手配なども承ります。(ただしお申し込みは少なくとも営業日8日前*になります・*ミュンヘンは8日前、他地域は場所により配送日数がかかることから営業日14日前・詳細はお問合せください)
また、事前視察の通訳と案内などもサポート致します。 各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。