| 開催期間 | 2026年3月24日〜27日 9:00〜18:00 最終日のみ〜16:00 |
| 場所 | ドイツ・ミュンヘン |
| 開催周期 | 2年に一回開催 |
| WEB | https://analytica.de/en/ |
| 特記 | 次回の予定:2028年4月25日〜28日 同時開催 Ceramitec |
アプリケーション、分析・診断機器・処理・技術、検査・測定・品質管理、情報・サービス、ラボ装置、試薬・化学製品、バイオテクノロジー、公衆衛生関連技術を取り扱う国際専門見本市です。 また、業界の技術交流と未来を担う研究者や各種コンサルティングを含んだスタートアップフォーラムも実施されます。
引用元:Analytica MesseMuenchen Japan

LAUDA 70周年
2026年は、カンファレンスが行われるICM会場とアナリティカ5ホール、同時開催のCeramiticaを合わせて合計8ホールで開催されました。 A4〜A6が、Ceramiticaのホール。
| A1〜A3 | Analysis and Quality control (分析と品質管理) |
| A3 | Bio Technology, Bioanalysis, Diagnostics (バイオテクノロジー、バイオ分析、診断) |
| B1〜B2 | Laboratory Technology (臨床検査技) |

カンファレンス、ショーステージは人気が高い
2026年は、来場者数は115カ国からおよそ35,000人、出展社数40カ国から1135社を記録。前回の2024年開催時に比較しても来場者数・出展社数ともに増加し、大盛況のうちに4日間を終えました。
出展社のうち56%が海外から出展し、上位10カ国が発表されています。出展企業上位10カ国は(順不同):ドイツ、中国、米国、イタリア、英国、オランダ、スイス、フランス、インド、スペインでした。
また、海外からの来場者の割合は約40%を占め、ドイツを除く来場者上位10カ国は(順不同):オーストリア、スイス、イタリア、英国、フランス、オランダ、トルコ、ポーランド、チェコ共和国、米国でした。

ガイドツアーの行き先のひとつ、90周年アニヴァーサリー
今回は初の試みとして初日から3日間ガイドツアーが催行されました。各テーマにつき1日1回90分、20名限定、各テーマに沿って3〜5箇所の厳選された業界のリーディングカンパニーを訪問します。
3つのテーマは、Chromatographie/HPLC(クロマトグラフィー/HPLC) 、Nachhaltigkeit(持続可能性)、Lebensmittelanalytik(食品分析)です。ドイツ語オンリーで開催。かなり期待度と人気が高かったようで、初日以外は全て予約が埋まっている状態でした。

ブース内にはキャッチコピーらしき漢字も
プレス向けカンファレンスのひとつには、島津製作所 SHIMADZU による新商品リリース紹介もありました。
70周年を記念したガスクロマトグラフ Nexis™ GC-2060など新商品を発しました。これまでにはできなかったフレーバー・香りの解析も可能となりました。

特別モデル:京都の手工業で調整し見目麗しい
Nexera IC では、これまでのオートメーション技術をさらに進化させて、アプリで遠方からの操作可能、自動感知操作を実現。メンテナンスパーツの取り替えも簡単に行えるコンパクトにまとまっています。

特にNexera ICが興味深かった
使用者の負担を減らす、取扱説明書がすでに動画で準備され、修理に関しても簡単なものなら動画の指示に従って修理が可能とのこと。もちろんカスタマーサポートも充実し、遠隔操作での確認やモニタリングもできます。
ソフトウェアによるコントロール、レポートの自動生成から、結果も分析され改善策が提案されるということで、機器の取り扱いに慣れていない人にも扱えるようなサポートが期待されています。

ガイドツアー訪問先のひとつ
併催された産学連携会議のAnalytica Conference には2,000名以上が参加。引き続きトレンドテーマにもあるデジタルラボやグリーンラボについての知見から特殊な分析法まで業界を牽引する科学者たちの講演となりました。
AIのオートメーション化と分析結果のアシスタントを行う技術が進化して、複雑な操作や知識が必要な解析機器が減少していく未来が近づいています。

日本企業との取引実績も多数あり
開催国ドイツの企業であるLabmix24は、さまざまな分野の分析・検査向け商品(分析用標準試料、認証標準物質(CRMs)やカスタム標準物質、再校正用サンプル、実験用消耗品など)を幅広く扱うサプライヤーです。
取り扱う商品が非常に多く、多岐に渡っていますが、オンライン上で(その業界の方なら)簡単に必要な商品が見つけられるようになっています。世界各国から取り寄せているため、輸出入に特化した部門もあるとのこと。取扱商品の輸出入も一部手助けしてくれるため、中小企業にとって良いパートナーとなるのではないでしょうか?

ブースデザインはすっきりだが、吊り看板が良い感じに目立つ
欧州圏以外からの来場者上位10カ国は、アメリカ、インド、中国などが占めました。一方、出展企業の上位10カ国に日本は含まれていないものの、日本からは初出展企業をはじめ、例年出展している企業、さらには欧州に現地法人を持つ日系企業まで幅広く出展していました。
今回出展した各社の反応は総じて良好であり、いずれも「初日から確かな手応えを得ている」との声を聞きました。展示会は世界各地で開催されていますが、本拠地であるドイツでの出展は依然として特別な意義を持つといえそうです。

今回のチームのみなさま
日本分析機器工業会(JAIMA)は、日本の分析機器業界と欧州を結ぶネットワーク構築を推進するとともに、日本の研究開発動向や企業活動への理解を深めることを目的に、JASISへの来場誘致も行っていました。
欧州および世界の分析機器・科学機器分野における最先端技術、これからの課題について議論する場にも参加し、日本の分析機器産業の発展に寄与しています。
日本分析機器工業会と日本科学機器協会が主催のJASIS(Japan Analytical and Scientific Instruments Show)は、2026年9月2日(水)、3日(木)、4日(金)で、幕張メッセ国際展示場で開催です。オンライン Web Expoについては7月上旬から10月下旬にて公開予定です。

欧州・ドイツにはすでに取引先多数
株式会社エアーテックからは、最高99.9%純度の窒素ガスが得られるという、ガス窒素装置 (Ultimate Perfomance Nitrogen Generators AT-30NP-CS )を展示。Nishikawa (西川計測株式会社)との共同出展となります。開発・製造・販売・アフターサービスまで、自社で一貫して行うため、購入後のメンテナンスもトラブル対応にも高い安心感を提供しています。ドイツ・欧州市場でもその姿勢は変わりません。
さらに、現地パートナーと連携した法的サポート体制も整備し、コンプライアンス面での信頼性も確保している点は、他の日系企業にとっても参考となるリスクマネジメント事例といえます。

今回初出展、共同出展社との比較・投票ゲームも面白い試みです
欧州市場への進出をより強固にすべく、アナリティカに初出展した三和電気株式会社。すでに約10社の取引実績もあるということで、堅実なスタートを市場進出を進めている企業です。フィラメント製造で培った高度なタングステン加工技術を背景に、微細加工部品の製造を手がけています。

ギネスの認定証、生まれて初めて見ました!爽やかな代表とともに。
ギネス保持!世界最小、外径φ0.027mmのコイルを顕微鏡で見ることができます。
今回は同じ「世界の極小」繋がりで、KEFと共同出展していました。KEF(ケーイーエフ株式会社)は、もともと腕時計用の防水パッキン(ゴムリング)を製造する会社です。

元々は腕時計のパーツを製作しているという
世界最小のリングは、その名もマイクロOリング。直径、線径ともに0.05mm *現在ギネス申請中。顕微鏡で見ないとよく見えないほどの極小リングでした。
世界最小レベルの製品を生み出す加工技術が日本企業にはある、と言うことが、欧州市場でさらに広く認知されることが期待されます。

合理的な製品サポートは、特にドイツ市場で需要が高まりそう
創業からわずか数年のスタートアップ企業のメタセンシング株式会社。光センサーを用いた液体の質量要素を検査できる小型機器を開発。他製品に比べてコンパクト化(世界最小のプロセス・顕微計測ラマンセンサー)を実現しています。
また、専門知識や経験がないユーザーにも扱いやすくなるよう、AIソフトサポートも提供しています。彼らの強みは、ハードウェアとソフトウェア双方を同社で開発提供しているため、どちらか片方だけのアップデートなどによる不整合リスクが生じにくく、また、万が一のトラブルがあっても迅速な対応と問題解決が可能な点です。

実際に手に持った時の軽さと手入れの軽さに驚きます
柴田科学株式会社は、創業100年を超える老舗メーカーです。今回はコンパクトかつ軽量な水分活性測定装置を展示。サンプルを入れて本体に接続すれば液体を精査します。アルコール濃度が高いものも可能なバージョンと2種類あるとのこと。充電も楽々、高性能なのに手軽に扱えて管理もしやすいそうです。
ちなみにHPには、製品の操作手順や使用方法、設置方法を解説した、とても分かりやすい動画が公開されていて、ユーザーサポート体制の充実も確認できます。

世界情勢が安定しない中の開催でしたが、海外からの来場者数も多く、特に商談シーンが各ブースで多くみられました。また自社ブース内での製品説明のための独自ステージ(スペース)を作るなど、新商品や技術を伝えることに注力する企業が多かったのも特徴的です。
BRUKERのブース、製品とモニターの紹介とQRコードの読取でカタログや製品情報を持ち帰ってもらいます。

さらに自社ブース内にプレゼンテーションスペースの設置。プレゼンが行われていない時は製品を紹介するモニター看板にもなります。

モニター前には椅子が用意されているので落ち着いて聞くことが可能
食品に特化しているわけではない業務用ですが、家庭用にもひとつ作ってくれないだろうか・・・と思うくらいに完璧なフリーズドライな果物も一緒に展示されていました。

個人的にとても欲しいと思ったフリーズドライヤー

使いやすく、軽く、自動的にアプリで適切な量を測って吸い取る進化系スポイト

SIEMENSのブースも毎日盛況でした

Binderから

smeg 個人的には家電が好きですが、前回見逃してしまったのだろうか・・・

今年もLIEBHERR

Thermo Fischer写真だけ撮影してお話を聞くのを忘れてしまっていました・・・

BOSCH

Haierから。中国からはMideaも
試験管にビーカー、私にはキッチン用品に見えてしまう(そして非常に使いやすそうなので欲しくなる)

フィルタリング、スポイトなども進化する

検査分析に欠かせない
新商品の”NEW”アピールをするブースが多くありました。ベタだけど、シンプルな表現が一番分かりやすいかもしれません。

弊社では、ブース設営のお手伝いから、ブースを彩るスタンドバナー、必需品の名刺、カタログ、パネルなどの印刷物、ノベルティグッズ制作を承っております。 各種サポートが必要な時は、お気軽にご相談ください。