開催期間 | 2021年02月01日〜05日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00) |
場所 | オンライン |
開催周期 | 毎年開催 |
WEB | https://www.ispo.com/munich |
特記 | 次回は2022年 2021年 夏のOutDoor by ISPO:2021年7月6日〜7月8日 ハイブリッド開催 |
ISPOミュンヘンは、アウトドア、スキー、アクション、スポーツファッション、パフォーマンススポーツ、テキスタイル素材、ヘルス&フィットネスなどを取り扱う世界でも最大規模の国際スポーツ用品展示会。 2021年は初の試みであるオンラインのみでの開催となります。
参考・引用元:ISPO 公式HP
2021年のISPOは初のオンラインのみの開催となりました。 主催者側も参加者側も初めての試みなので、多少の不便さや混乱を感じはしたものの、成功を収めたと言えるのではないでしょうか。
コロナ禍の中でもスポーツは負けないぞ、という意味にも、スポーツをすることで元気に、という意味にも取れそうな気がする良いテーマでした。
コロナの影響が出ている反面、最も人々から関心をもたれる分野だったせいか、適応化が早く、ビジネスの面でも逆に成長率が高かったスポーツ業界をまさに表しているような気もします。
ドイツ国内は厳しいロックダウン中の5日間の開催で、110カ国から31,574人の来訪者(参加者)が確認されました。
エキスポエリアでは545社が出展。 各社の製品や企業のプレゼンテーションは会期から3月8日まで閲覧可能です。
またカンファレンスエリアでは、持続可能性、健康、デジタル化、創造性といった社会的メガトレンドをテーマにしたラインナップを毎日多数展開。
加えて、Public Streamでは多分ISPO初の業界関係者以外も参加できるエンターティメントビデオを流すなど、オンラインの強みをじっくりしっかり活かしていました。
正直な話、システムに慣れるまではちょっとわかりにくかったISPOオンライン2021。
イベントプログラムと会場へのリンクはありますが、リンクが作動せず一体どこでオープニングが始まるのか分からず、数分色んなページをウロウロと探索・・・。
ログイン後のトップページにExpo TVのタイトル以下をよく見たら、毎日のオープニング、アワードセレモニーなどライブ動画を流してますよという注意書きが・・・。
ストリーミングには、youtube Live動画を利用し、Youtubeからでもオープニングは閲覧可能でした。
ですが、ちょっと見逃した部分もyoutubeに残っているので見直すこともできるのは良い点です。
チケットが2種類あり、各エリアに行く際に最初からカンファレンス用チケットでない場合は混乱をきたします。
エキスポエリアで流れていたライフストリーミング動画はyoutubeでも閲覧可能なので、エキスポエリアのチケット購入の意味は
・展示社の各社の製品や企業のプレゼンテーション、新製品情報などが得られることができて、担当者に気軽にメッセージが送れる点です。
これまでのオフラインでのメッセの場合、会場内のあちこちで行われているカンファレンスやセミナーは自由に立ち寄ることができました。 ちょっと興味を惹かれて聞いたセミナー内で新しい製品やブランド名の情報を仕入れたり、技術面での進化を学んで「あ、これXXに応用できるのでは?」と新しいアイデアやヒントを得ることが出来る良い機会でもあったのです。
ただし、広い会場内で予定外の訪問先までたどり着ける余裕があるかないかは別として、ですが。
カンファレンスと分けた意味はあったのか?むしろエキスポチケットだけで入った関係者は多分目的の業者・業界しかチェックせず、せっかくのオンライン(時間に余裕もあれば、見て回る余裕も出来る)なので、ちょっと興味があったけどとカンファレンスに入って見識を深めたり、そこで出てきた内容に感銘を受けて予定外の展示社を見て回ったりも出来たのでは? と個人的に疑問を抱いた点もありました。
どうせ分けるなら、VIPチケットの持ち主は興味を持ったブランドの担当者とアポが取れて専用オンライン会議が行えるとか、提供される限定商品から数点サンプルをもらえて実際に触れる・試せるなど、オンラインで感じている不便が解消される形の方が良かったのではないかな?と素人的目線からの意見はいくつかあります。
ここまで、少し否定的な意見や不満を書き連ねていますが(すみません)ストリーミングビデオ内のモデレーターについては、本当に素晴らしいの一言です。
進行をスムーズに進めてくれる、分かりやすい、そしてモデレーターを起用することでなんとなく「見ている」ではなく「参加している」気持ちが増します。
モデレーターの技術が高かったのも今回のISPO オンライン2021の成功のひとつだと感じました。
カンファレンスの言語は英語もしくはドイツ語で行われていましたが、ライフストリーミング、パブリックストリーミングなど基本的に全て英語で行われていました。
ISPOの会場でも基本的には英語かドイツ語でイベントやセミナーが行われていますが、ドイツで開催ということで基本的にはドイツ語で実行し英語もたまにするね、という程度です。
もしくは英語はXX時〜であったり、英語のための通訳がたまにブースツアーに付き添ってくれることがほとんどでした。
本当の意味で世界の境界が消えた見本市・展示会での、共通の言語は英語になるのだな、と改めて認識しました。
今回は実際に手に取ることも、目で見たり感じたりすることも出来ないので、完全にビジュアル面でのインパクトとPRテキストの面白さでいくつかの製品をピックアップし、別記事にまとめました。
コロナの感染状況が収束したとしても、オフラインでの開催と共にオンラインでの開催も引き続き行われていくことが予測される中、各ブランドはどう対応していくのか。 いつも通りの写真とプレステキストなのか・・・はたまた動画撮影に力を入れたり、オンラインでの見せ方を研究していくのか。 スポーツやファッション業界だけでなく、どの分野でも今後の課題になる点です。
記事はこちらから→ オンラインISPO 2021興味深かった商品とブランド
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