開催期間 | 2023年03月9日〜12日 (9:00〜18:00) *初春季開催 |
場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
開催周期 | 毎年開催 |
WEB | www.food-life.de |
特記 | 2023年同時開催:Heim & Handwerk, GARTEN MÜNCHEN 次回:2024年 02月28日〜03月03日 |
南ドイツ最大の食に関する全ての情報とイベントが楽しめるFOOD&LIFE。2022年から春(3月)と冬(11月末)の2回開催に。 蒸留所や醸造所のアルコール類から飲料系、ショコラティエ、肉類から有機製品の生産者に至るまで、ドイツだけでない世界の特産品が提供されます。 同時開催のHeim+Handwerk と合わせて 30 か国から 806社が出展。(2023年)
参考・引用元:Food & Life
共同開催のHeim+HandwerkとFood&Life合わせて、30 か国から 806社が出展。 参加者総数はおよそ60000人でした。
今年は悪天候に遭い、開催中の1日(土曜日)はミュンヘン市内の交通機関が運休となり、見本市会場もやむなく閉館となりました。通常土曜日、日曜日が最も来場者が多いため、とても残念な結果になりうるところでしたが、根強い人気と主催社の粋な計らい=日曜日は無料入場に変更 で多くの来場者に恵まれ良い結果をもたらしました。
ちなみにミュンヘン市内の交通機関が大雪で完全運休は10年以上ぶり。滅多にないハプニングとなりました。
通常Food & Lifeは冬に行われますが、今年は初の春開催が行われ、来年の春もまた開催されます。 その分冬季のクリスマス前のシーズンが少し縮小傾向にあったかもしれませんが、今回はフードトラックコーナーが出来、いつもとは少し違った試みも行われていました。
また共同開催のHeim+Handwerkでは、B6ホールにはいつものサウスチロルエリアと今年初めてビューティー&ウェルネスエリアを設置し、いつも以上に生活に寄り添った商品が数多く展示されました。同じ見本市会場の反対側では2日間重なって開催されたISPO(ウィンタースポーツの展示見本市)でもスポーツ・ウェルネスエリアもあり、いま、市民の関心がどこにあるか、を感じ取ることができます。
今回もA4ホールに”FOOD.Start.ups”エリアが出現。 今回は22社が参加していました。 クッキングステージではfoodchanger2023というイベントも行われ、投票で決められる優勝者には3000EUR相当のマーケティングメディア企画や人気雑誌Lust auf Genussでのインタビューに、REWE(南)のテストリストに登録の可能性が出てきたりと、ワクワクするような賞品も用意されています。
今年の勝者はheynuts, best foodies, kokuvin そして Yak Thaiでした。 参加者全員の集合もとても楽しそうで、和気あいあいとした雰囲気。
これが無いとね、というフードショー。 今年は有名パティシエも出場して足を止めて見学する人も多い。夕方の時間でも見学人がいます。
ギリシャエリアも今年も健在。イタリアンチーズとサラミも美味しいけれど、ギリシャのオリーブやハチミツも定番になりつつある気がします。オリーブはやっぱり美味しい。
クロアチアはパビリオンとしては出展していなかったようですが、複数が固まって出来たクロアチア名産品が揃っていました。 チョコレート製品もあれば、お魚やおいしいフルーツ酒も。まだまだ日本では珍しいとされる品が見つかるのが楽しい。
Food&Lifeの楽しさのひとつは試食や試飲で購入前に味を楽しめるところ。 特に酒類の試飲は調子に乗っていると非常に危険です。
今回もワイン業者、生産者は多くいますが、今回はその中でもふたつが私的ヒットでした。一軒はこちら。
Engelstadtというマインツの少し南(南西)にある場所でワイン農家を営むお二人 Weingut strub。 ワイナリーには訪ねていくことも可能とのこと。さまざまな賞を受賞する自慢のワインたちですが、本当にさっぱりとして、ワインの旨味も感じられて美味しかった(語彙力が乏しいですが)上に、価格がとても良心価格。
この美味しさでこの価格なら箱買いする人も多いはず。
もう一軒は Villa CONTEA SA 陽気な社長、普段はマヨルカに在住だそうですが、赤、白、泡と全て美味しかったけれど、特に赤のL’Appassimento” は衝撃的。 香りも良く、赤の濃厚さもフルーティーさもあるのに、後味にまったくタンニンを感じないようなスッキリ感。ワインは酸味が、苦味が、口に残る後味が、苦手という人におすすめです。
チョコと一緒に食べるとより美味しいとのこと。今回は出展数自体はそこまで多くはなかったものの、食事も飲み物もアタリが多かった印象です。
バイエルン州のアカデミーからの出展作品ですが、なにか奥の方に毛色が違うものがあるけれど・・・どれも甘いお菓子です。 パティシエのセンスもさまざま。
ただの普通のパンではなく、いろいろ美味しいものが生地に練り込まれたパン。昔ながらの〜という感じのパンは見た目は地味かもしれないが、やっぱり美味しい。最近派手な見た目のパンも多くなっていますが、こういう素朴さも残ってほしい。
ハリボが出展しているのか、ハリボを取り扱うお店なのか、やっぱりハリボのクマは目立ちます。
買おうかどうしようか迷った黒ニンニク。 どうして黒いのか聞こうと思って聞けずじまいに。また次回出展していたら、こんどこそ聞いてみようと誓い、今年のフード&ライフも楽しんできました。
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