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「Die 66」2018 ドイツ語圏最大の高齢者向け展示販売会

「Die 66」(2018)ドイツ語圏最大の高齢者向け展示販売会

開催期間 2018年04月20日〜22日 (10:00〜17:00)
場所 ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場
開催周期 毎年開催
WEB https://www.die-66.de
特記 Halle(ホール) A5/A6のみ

一般参加可能:1日券7EUR 年金受給者5EUR
10名以上のグループ5EUR/1名 (2017年)

2019年の開催: 2019年5月3日〜5日

 

ドイツ語圏最大の50歳からの人生を楽しむヒントが詰まった毎年開催の展示販売会です。 メインターゲットは依然高齢者ですが、今年度は孫、子どももターゲットに各世代で楽しめる展示販売会となりました。 2018年度は16カ国から出展者数約400社、来場者数およそ16000人。 今年は開催時が稀に見る真夏日和でしたが、大勢の来場者が立ち寄りました。

参考・引用元:die 66 公式HP

2ホールとセミナー室で開催

ドイツ最大!50歳以上のための展示販売会

今年もMesse Münchenで行われた Die 66 。 今年はより生活に役立つセミナーや説明会が、A5、 A6ホール外のセミナー室でも多く行われていました。 スポーツ、ミュージックイベントも今年ももちろん充実したラインナップで見どころ満載、高齢者にとって楽しめるワークショップの案内もありました。 Die 66では50歳以下はなかなか出展者側からは声をかけてもらえないのですが・・・50歳以下なら父母の世代へのプレゼントを探したり、今後に備えてセミナーに参加したり、純粋にショーやイベントを楽しむことが出来ます。 

私の個人的なオススメは、高齢者向けファッションショー。 昨年に続き笑顔の素敵なおばあちゃまが今年も出演されていました。 ディアンドルからカジュアルまで。 今年はコミカルな演出もあり、楽しさも加わりました。

スポーツや適度な運動は健康の秘訣、ストレッチやゴルフ、体操などのスポーツ関連の商品ブースやスポーツ愛好家のグループショーなども多く見られます。

体験コーナーの充実

今年は、折り紙、コーヒーマシンの使用済みカプセルを使った素敵なデコレーション、刺繍の作り方のデモンストレーションなど実際に体験できるコーナーもありました。 やはり、世界各国共通して、・手先を使う ・適度なスポーツ ・趣味を持つ というのは、長寿の秘訣になるのかもしれません。

Youtube上にも沢山のHow to 動画あり – DIY Nespresso Schmuck で検索してみてください。

出来上がった作品の数々

寄付という形で購入も可能

素晴らしい刺繍の作り方も実地体験

ドイツには折紙の資格は無いが、ネットワークが存在しているそうです

昔よくやったIQテストのコーナーもありました。

また化粧品関連のブースでは、その場でお試しメイクも実施し、たくさんの女性がより魅力的に生き生きとしたメイクをしてもらうなど楽しそうな場面も。

高齢者のための実用的な商品案内

高齢者になってから利用する商品は、これまではただ合理的で安全であればいい・・・という印象が強かったためか、実際に利用する高齢者には「こんな無骨なものを使わないといけないなんて」という気持ちで利用を断念する人も多かった車椅子や補助チェアー。 合理的かつファッション性を重視した商品を提案することで、これまでと同じお洒落を楽しむ気持ちで車椅子や杖なども選べる様になっています。

ドイツの高齢者と運転

日本では危険運転や高齢者の運転による事故が頻発している印象があり、報道でもよく見かける様な気がしませんか? しかし、75歳以上の高齢ドライバーによる事故は、交通事故の全体の13%程度※となります。 そして、20代ドライバーの事故率の方がパーセンテージが高くなります。

ただし、内閣府の調査によると

75歳以上の運転者の死亡事故件数は,75歳未満の運転者と比較して,免許人口10万人当たりの件数が2倍以上多く発生している 参考・引用元:内閣府 特集 「高齢者に係る交通事故防止」

その理由は、人それぞれの体力や視力、反射神経の衰え具合と経験の違いから、75歳以上でもしっかり運転できる人もいれば、無理をして免許を保有して運転している人の二分化が、若い層よりも顕著にあるからではないでしょうか?

そのため、日本でも70歳では免許更新の際の高齢者受講、75歳では運転可能かどうかの測定も実施されています。 自主返納の手続きをした後にはこれまでの運転経歴証明書が発行され、高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟店などから特典を受けるサービスも実施しています。

※2018年: 参考・引用元:内閣府 特集 「高齢者に係る交通事故防止」

ところで、ドイツでは運転免許の自主返納を促す年齢はありません。 しかし、 各州毎の警察や交通機関に関係する団体が独自に高齢者のための講習や実習を、安価で頻繁に行っています。
実際に講習を受けて、心身の衰えがあるかどうかを確認することで「いまの時点で出来る事、出来ない事」を見極め、運転を継続したり、免許を返納(または車に乗らない様にする)する事を、自分で決断します。

快く(忍耐強く)説明してくれた警察のお二人

ミュンヘン市の場合、車の運転だけでなく、自転車の乗り方、道路の渡り方など、高齢者になってから新たに覚えておくべきこと、気をつけるべきことの講習を受けることが可能です。 年齢制限はなく、講習は頻繁に行われています。

見逃すべからず、生活に役立つセミナー多数

die 66は、高齢者が楽しめる展示販売会・・・でもありますが、最も魅力的な面はセミナーの面白さです。 多方面のプロフェッショナルが、わかりやすく短時間で興味深い内容をまとめてくれます。 高齢者向けだけではなく、高齢者が居る家庭、まだまだ若いと思っている中高年に向けたセミナーもあります。

ただし、どのセミナーもドイツ語なため、ドイツ語に自信がない場合は通訳さんと一緒に参加を!

比較的小さなセミナールームで質疑応答もあるセミナー

健康に関するトークショー、かなり満員でした

なんとなく落ち着かない気もしない照明のセミナースペース

家の購入に関してのセミナー、遺産を残すか家を残すか、購入の際のお得情報が

インプラントについてのセミナー、歯は大事

日本ではまだ行われていない高齢者向けのサービスが発見できるかもしれない、Die 66見本市。 日本からも多くの元気な高齢者に訪れてほしい見本市です。

弊社では、企業のドイツでのメッセの出展準備からアフターフォローまでサポート致します。 見本市の視察サポートや通訳手配、(真面目な)視察レポート等も承っております。

各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。

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