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BAU 2023 国際建築・建材・建築システム専門見本市

BAU 国際建築・建材・建築システム専門見本市

開催期間 2023年4月17日〜22日 (9:30〜18:00、最終日16:00)
場所 ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場
開催周期 隔年開催
WEB bau-muenchen.com
特記 次回:2025年 1月13日〜1月18日

 

建築、設計事務所など国際建築・建材・建築システムに関係する人々の重要な専門見本市です。 2017年の出展社は45カ国から2120社、来場者は約250,000人、ドイツ国外からの来場者が1/3近い80000人を記録。 前開催の2015年には国外からの来場者数は8000人増加していることからも、世界各国からの注目が集まる専門見本市であることがうかがえます。

参考・引用元:BAU 2019 Press release / Messe Muenchen

メッセ会場の見取り図。 BAUは、A-Cまで19ホールが全て埋まりきる巨大専門見本市です。 各ホールはクラスタ毎に分けられています。

A1 / A2 Stones/Soils/Building materials and joining solutions
石/土/建材 接合ソリューション
A3 Roof-building materials / Bricks
屋根建材/レンガ
A4 Tiles / Ceramics
タイルや陶器素材など
A5 / A6 Floor Coverings
床材
B 0 Investing in the future
建築技術学校やスタートアップ、新技術など
B1 / C1 Aluminium
アルミニウム素材
B2 Steel / Stainless Steel / Zinc / Coppe
スチール素材、ステンレス、亜鉛や銅素材
Energy / Building Systems / Solar technology
エネルギー・建築システムとソーラー技術
B3 Gate / Parking systems
ゲート(出入り口)やパーキング・システム
B4 / C4 Locks / Fittings / Security / Doors and Windows
ロック、セキュリティ ドアと窓
B5 Wood
木材
B6 Chemical building products
化学建材など
C2 Light / Smart Building
光 スマートビルディング
C3 Glass
ガラス
C5 BAU – IT
デジタルヴィレッジ含む建築IT技術
C6 Building tools
道具、作業着、作業場の安全と健康

 

大成功を収めたBAU 2023

Schüco ブース

BAU Messe für Architektur, Materialien, Systeme (BAU 国際建築・建材・建築システム専門 見本市) 通常は1月開催ですが、今年はパンデミックによる4年間の中断と今後も情勢が掴みづらい事情から例年と違った4月に開催。 しかしながら、前回行われた2019年を上回り数字の上での成功はもちろん、内容も高い密度で、国際的な見本市として大成功を収めました。

約19万人の来場者を記録し、出展社数は、49カ国(2019年より4カ国増)から2,260社(2019年より10社増)。 ドイツ建築業界の面々も集結し、出展者だけでなく来場者もドイツ建築業界のこれからの課題、これから始まる・使えるイノベーションへの期待と予感、そして未来の建築と都市計画の行き先をこの展示会で感じることが出来たのではないでしょうか。

今年はオンライン、対面式どちらでも対応出来得る体制を整えて、会期の2ヶ月前には「The BAU Insights 365-days industry platform」を開設、すでに1日のサイト来訪者が4万人を超え、デジタルでも素晴らしい成果を成し遂げています。 会場内では建築家向けツアーも連日行われ(英語・ドイツ語)、建築の未来を作る活動も担っています。

また、Gelszus opinion research instituteのアンケート結果によると、93%の出展者がBAUを「良い」「素晴らしい」と評価。また、91%の出展者が、この見本市が正しい方向性を示唆しているとし、また国際性の豊かさにも高い評価を得ました。 もちろん来場者からの評価も98%が「良い」「素晴らしい」と絶賛しています。

国際色もさらに豊かに

トルコから

特に2023年で注目すべきは、来場者の国際性の豊かさです。 およそ40%が国外から参加しています。 特に渡航制限が解除されたばかりの中国は国外からの来場者上位10カ国にも入りました。(中国からの来場者が1600名) BAUの存在はアジアでも重要な位置にあることを示しています。

上位5カ国は、オーストリア、イタリア、スイス、そしてポーランドとトルコが続きます。 特に近年の東欧諸国の活躍はどの業界でも非常に注目すべき成長率を見せています。

ファッション性も機能性も高く

Shoffel PRO

(2019年も、去年のBaumaレポートでも同じようなことを言ってましたが)何度でも言いたい。ドイツの作業着業界も機能的には申し分無い上にファッション性も年々進化している、と。 日本のワークマンほどお手頃価格ではないですが、ファッション性の高さが目立ってきています。

アウトドアスポーツ衣類で有名なSchöffelも、特に保護機能に特化した作業用ズボンSchöffel Proを掲げて初出展。膝の保護機能を持つ、極めて耐摩耗性の高いウエストバンドとワークパンツを発表しています。その耐久性はおよそ8倍長持ちするそう。 (女性用もあり)

もちろん、家の中もおしゃれに。 まるでショールームのような美しいインテリアとルーム設計も楽しめます。

Villeroy & Boch  ビレロイ ボッホのタイル

参加型や実演イベントも多数

実演型や、技術を競うコンテスト型も

Carbon Concrete Composite

全ての情報が一挙に集まるのは魅力的

120社のパートナーが集まった業界団体 Carbon Concrete Composite。 それぞれのモデュールや組み合わせた製品紹介を1つのブース内で実施。 非常に分かりやすく展示されて、かつそれぞれの強みをパートナーと組むことでさらにアピールすることが出来ていた。

日本にこそ取り入れたい、スペースの節約と頑丈さが売り

カーボンフリー、至る所で耳にするが、実際カーボンだけを見るとリユース出来ない点やデメリットも見えてくるが、視点を大きく変えれば、カーボンはスチールの8倍強くて、7倍軽く、スペースを節約することが出来る。 また長期間利用できるので、少しの素材で長く使っていくことが出来る。 要は使い方、という現実をきちんと見つめた実際に役立つプロダクトとシステムの数々が展示されていました。

自宅を作る時にこだわりたいパーツ素材の数々を見比べることも出来ます。 各素材ごとにクラスタ分けされています。

断面図に悶えてる人もきっといるはず

ソーラーパネルの進化は目を見張るものがあり

ドアやシャッター、鍵からドアノブも

日本の企業も

各国から日系企業も出展していました。その数は今年は色々な事情で減少しているものの、また次回開催時には多くの日系企業が出展することを願っています。

大日本印刷 DNP Europe

建築素材への印刷も増え、人気もある

大日本印刷・ドイツ支店はBauに初出展、建材(プリント材)を展示しました。 ドイツでは販売拠点があり、工場は日本のみ、製造・品質管理が一貫して行われている安心感があります。

Mitsubishi Chemical Europe

Mitsubishi Chemical Europe(独)で出展

今回は日本からではなくドイツから出展。 三菱ケミカルグループ、DIATEX ダイヤテックスからGTapeの開発者の方にもお会いできました。

欧州では企業向けのみで一般には販売されていないGTape(養生テープ)は、指で簡単にちぎれる上ににしっかり留められるのに、剥がした後の粘着剤は一切残らず。一般向け販売の可能性はまだ無いそうですが、ぜひ前向きに検討していただきたいと思う在欧邦人が多くいるでしょう。

*ドイツにもマスキングテープはありますが、ちぎりにくい(斜めになったりひどい状態に)、剥がした後にねっとりして良いものはあまりない印象です。可愛い系マスキングテープも日本製のものが質が良いです(個人的感想)

Daiwa

日本ではなくオランダから出展していた大和ハウス。 オランダ企業とパートナー契約を結んで60年近く前から欧州でも活躍していたそうですが、2年ほど前に欧州にも日本ブランドDaiwa Houseとして活動スタート。 大和建設としては2年目でも、すでに業界内では多くの実績と信頼を持っています。

画像で見るBAU

釘に色をつけて描いた釘アート

似顔絵プレゼントも いかにも欧州チックなイラストが良い

Garbelotto


イタリアの会社Garbelottoのブースでは美しい木材の床や製品を展示。簡単に床材を装着できるClip UPシステム(特許取得済み)、またイタリアのガラスで有名なムラノ島のミルフィオリを床の一部として利用した特別感あふれる床材を製造している。 1箇所加えただけでもオフィスや自宅がゴージャスになりそう。

TRIMO

このままカフェとして使ってしまいたい

スロベニアのパネル製版会社 TRIMO。 このところメッセのレポートを書く度に感じることのひとつ、東欧がハイセンス。

どの業界でも共通して、(全部ではないが)東欧企業の洗練されたブースデザインや担当者の愛想の良さと丁寧さ、そして製品の品質の高さとサービスの良さが段違いに上がっている気がします。

Reckli

コンクリートフォームを作り、サステナビリティ素材を利用したファサードや壁面を作るドイツの会社 Reckli。2019年度にも出展していましたが、建築はアートである、ということが非常に感じられるデザイン性の高い壁面ばかり。

アーキテクトの希望を聞いて作った壁面フォームなど、面白い試みを行っています。 素材ももちろんドイツの会社らしく自然に優しいけれど頑強なので、安心です。

Panaget

担当者さん。日本への進出も良いパートナーが見つかれば、と意欲的でした

フランス産オーク100%のエコな床材を販売するフランスの会社 PANAGET。 温かみある、自然のオークを素材にカッティングと組み合わせで美しいフロア作りを提案しています。 日本で良いディストリビューターやパートナーがいればご連絡ください、と担当者さん。

オーストリアの老舗天然木材の床を扱う会社

鳥類や小動物対策も目につきました。 自然と共和するには動物たちをいかに傷つけず、自宅を守るかも大事な要素の一つ。 壁に敢えて巣箱のような場所を提供することで守りたい屋根や煙突(らしきもの)を守る工夫もありました。 ただ、動物は気まぐれ、

平和の象徴ハト(や鳥類)対策

見せ方も大事 QRコードがひっそりついています

傷つけずに、簡単に床材を装着するか

情報をビジュアル化させているブースも多い

定番のマシンを眺めるみなさま

パーキングシステムもドアやガレージの扉と同じく展示

すごくGUでした (最初日本のGUが建築業界でワークマンの欧州版を目指したのかと)

 

弊社では、企業さんや店舗のドイツでのメッセの出展準備からアフターフォローまでサポートに加えて、個人の見本市の視察サポートや通訳手配、気軽なご案内も承っております。 各種サポートが必要な時はお気軽にご相談ください。 詳細は以下のリンクからどうぞ

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