開催期間 | 2022年04月26日〜29日 (09:00〜17:00/最終日のみ16:00) |
場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
開催周期 | 隔年開催 |
WEB | https://world-of-photonics.com/index.html |
特記 | 次回は2023年06月27日〜30日 |
医療や材料精密加工・製造など、様々な分野で応用されているレーザーとオプティカルテクノロジー。
21世紀の最先端技術を担うこの分野の重要性とニーズはますます高まり、世界中から多くの専門家が参加するLASER国際会議も必見!参考・引用元:JETRO / LASER World of PHOTONICS 2017
A4 | World of Quantum 量子の世界 研究発表やカンファレンス、セミナーの開催 |
A5 | Imaging イメージング技術 |
A5 | Sensors, Test and Measurement / Optical Measurement Systems センサー、テストと測定、光学測定システム |
A5 / A6 | Laser and Laser Systems for Production Engineering (生産技術のための)レーザーとレーザーシステム |
B4 | Optical Information and Communication 光学 情報と通信 |
B4 / B5 | Lasers and Optoelectronics レーザーとオプトエレクトロニクス |
B5 | Biophotonics and Medical Engineering バイオフォトニクスと医療工学 |
B6 | Optics / Manufacturing Technology for Optics オプティクス(光学) 生産用技術 |
メッセ会場は今年度は、例年と違いA・Bの4〜6ホールで開催されました。 最寄駅がMesse WESTではなくOSTになると、休憩時間の食事や、帰宅の際のちょっと最寄りのお店で買い物ができなくなり多少の不便を感じた方もいたようです。
2022年はパンデミック以降通年通りの開催年ではなかったにもかかわらず、30カ国以上から900社の出展、出展来場者数は15,000と成功をおさめました。
レーザー、フォトニクス、オプティカルテクノロジーとは、「光を用いた技術」で、レーザーは「光を増幅して放射する装置」です。
1917年以降、応用技術の進化がますます進み、特にこの分野で定評のある日本企業の技術は高く評価されています。 今年の国際レーザー・フォトニクス応用技術専門見本市でも多くの日本企業、そして日本企業を母体とする各国の企業が多く出展していました。
今年は新しい試みとして、1ホールを使ってのWorld of Quantum 「量子の世界 研究発表やカンファレンス、セミナー」が開催されました。 意見交換の場、新しい技術で出来ることの確認と可能性を模索する場になっていたのではないでしょうか。
また学生に向けた求人情報や大学施設の研究発表、研究機関の巨大ブースもあり、この業界を目指す学生にとっても非常に重要な意味のある国際レーザー・フォトニクス応用技術専門見本市です。
業界に力があるからこそ出来る、ウクライナへの支援。 スピーチコーナーやテーブルの上に、それとなく置かれたポストカードは「空の青に、小麦の黄色」今はすぐにウクライナを連想させるカラー。
たったの数日間で、ウクライナの子どもたちへ20,000EURの支援金が集まりました。 主な支援企業とメッセミュンヘンの記念写真も行われ、企業にとっては良いイメージも出来て、子どもたちへの支援にもなります。
国のカラーとイメージを押し出したパビリオン、オランダが今年は一番楽しそうな雰囲気で近寄りやすく、話しやすかったです。
日本からはパビリオンが2カ所に分かれて設営されていました。 日本らしいシンプルなブース。 欲を言えばもう少しだけパネルやロールバナーなどがあれば、より良かったかもしれません。(パネル・ロールバナーご制作の際には弊社にご相談ください・PR)
単独で出展していた日本企業をいくつかピックアップしてみました
今回の見本市で面白さを感じたのが、Primes。日本支社もありますが、ドイツからの出展です。 レーザを測定、診断、モニタリングとに必要不可欠なツールを製造するための測定技術の粋を極めた会社です。
手のひらサイズのパワーメーターを模した紙の箱。 中にはスナックが入っていますが、こういった遊び心をエレガントに提案出来る企業は大体翌年も盛況です。
数年前からすでに販売中、じつはコロナ前に日本でも展示会に出店したところ1台売れた(今の所・担当者談)というワイヤを原材料とするPRECITEC社の3Dプリンター。 ワイヤーを使うメリットは、2点。 通常の原材料を使う場合作成中にどうしても粉末が飛び散り、健康被害を起こす可能性がある点と、もう一点は材料を無駄なく使える点。 SDGsの観点からもおすすめできる製品です。
NKT Photonics自体は1910年からの老舗だが、買収したOne Fiveの開発製品にはいつも日本語の名前がつくそう。 理由ははっきりしてないらしいですが(話した担当者曰く)「きっと開発者が日本の製品にレスペクトして」とのこと。 嘘か真かは分かりませんが、そう言ってもらえる日本の技術力の評価がこのまま続くことを祈っています。
今年も業界全体で次世代の技術者や研究者を支援する傾向が非常に強い国際レーザー・フォトニクス応用技術専門見本市。
日本の大学や院などからも、修学旅行や研究旅行として来る価値があります。 その際にはぜひ弊社のご案内サービスもご検討いただければ幸いです。(PR)
また、弊社では、企業のドイツでのメッセの出展準備・ブース設営からアフターフォローまでサポート致します。 会場内・外での広告の手配も可能です。 通訳などの一時的なサポートも承っております。 各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。