開催期間 | 2025年02月16日〜19日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00) |
場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
開催周期 | 毎年開催 |
WEB | http://www.inhorgenta.com |
特記 | 2026年02月20日〜23日 |
2024年のInhorgenta Munichは、、90カ国から約 25,000 人の訪問者を記録。出展社数37 か国から 870 社。 時計、宝飾品、宝石業界関係者が一堂に集まります。
A1 – Timepieces | 時計。高級時計から安価なものまで、腕時計、掛時計、置き時計 |
A2 – Elegance & Lifestyle | ライフスタイルに合わせた宝石類を使ったジュエリーからクラシカルなジュエリー、トレンドジュエリー |
B1 – Fine Jewelry | ウェディング関連ジュエリーからプレミアム高級系ジュエリー |
B2 –Wedding World | ウェディングリング、婚約指輪、ブライダルジュエリー |
B2 –DESIGN | コンテンポラリージュエリーデザイン、キャンパス、ブランドニュー、サステナビリティ、特設展示など |
B2 –Partnerland Indien | パートナー国インド |
C1 – Carat | ダイヤモンド、各種パールや宝石など |
C2 – Technology & Packaging | パッケージングや修理などテクニカルな技術系、ソフトウェアシステム、店舗デザインなど |
C2 – Carat & Bijoux | 各種パールや宝石、素材パーツ、新しい素材、シルバージュエリーなど |
毎年盛況のアフターワークパーティー
昨年50周年を迎えたInhorgenta Munich。
2025年は38か国から1,334のブランドが参加し、2024年は前年比9%の増加を記録し、今年はさらに3.4%の増加を記録しました。出展者の半数以上は昨年に続いてドイツ国外からの参加となり国際的な展示会であることを印象付けています。
INHORGENTAの公式リリースによると、イタリアからの出展者が最大スペースを占め、フランスパビリオンは時計ブランドの参加の増加に伴って、毎年規模を拡大しています。
出展者の半数以上がドイツ国外からとなり、これまで以上に国際的な交流の場となりました。 来場者数は、約 100 か国から 25,000 人以上の訪問者を記録し、前年より10カ国、さらに訪問者数も1% 増となりました。
中東 (バーレーン、イスラエル、カタール、クウェート、レバノン、オマーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)からの出展、そしてスイス、イタリア、デンマーク、イギリス、ベルギーなどの主要市場からの増加しています。
Trend Factoryでのトークも盛り上がっている、奥は特別展示 Timeless Brilliance
また、昨年よりも来場者の満足度が高くなり来場者の 98% が INHORGENTA 2025 を「良い」から「素晴らしい」と評価しています。
着目すべきは、来場者が関心を持つ商品の変化です。5,000 ユーロから始まる高額商品に関心のある来場者の割合は、ジュエリー部門で 11% から 24% に、時計部門で 14% から 24% に増加しているとのこと。
近年の世界的経済状況から鑑みて、国際宝飾の業界においては、プレミアムおよびラグジュアリー セグメントの成長が期待されていることは非常に重要です。来場者のINHORGENTAへの期待値の高さが感じられます。
INHORGENTA 2025© Messe München GmbH
INHORGENTA AWARD授賞式の様子。授賞式はミュンヘン・Kleine Olympiahalle(小オリンピアホール)で行われました。
Gem & Jewellery Export Promotion Council 宝石・宝飾品輸出促進協議会 (GJEPC) との協力により、パートナー国インドからは50社以上が出展。 インドのジュエリーは、輸出額が 320 億米ドルにものぼります。
インドの宝石といえば、希少価値の高いゴルコンダダイヤモンド、標高4500mパッタール渓谷の中のカシミールサファイア、アコヤ真珠の世界三大産地であるペルシャ湾・マンナール湾マンナール湾の真珠などが有名で、その昔はシルクロードを渡り欧州へと美しい宝石が届けられていました。
展示もよく出来ていたが、体験できるワークショップセミナーが大人気
The Fondation Haute Horlogerie 高級時計財団 (FHH)との時計文化スペースには、過去の偉大な時計製作者の歴史の展示とUnitas 6497-1 ムーブメントの分解と組み立てを実際に実演体験するワークショップセミナーも行われていました。
それぞれの美しいジュエリー展示はまるで美術館
9 つの限定ジュエリーが展示された特別な空間では、ほとんどの来場者が足を止めその美しさに感嘆していました。出展者も休憩時間に記念写真を撮りに来るほどの成功でした。
今年のCASIOアートは巨大G-SHOCK
今年50周年を迎えた Cal.82シリーズのアニヴァーサリーイヤーを記念して、ブース内パーティーも開いた海外市場をメインに活躍するムーブメント製造のMIYOTA
ベーシックからプレミアムまでムーブメント業界を牽引するメーカーのひとつ、歴史が長く続くには愛される「理由」があります。
ベストセラーのクロノグラフ
Fashion Jewelry of the Yearを受賞したFOSSILからは、日本でもすでに人気のリングウォッチも展示されていました。これまでの時計の技術をジュエリーにも活用し、美しさと技術的装飾、また楽しい仕掛けが隠されたリングなど「FOSSIL」らしさが目を惹きました。
このクラスタは一際幸せ感が溢れています
昨年に続き、ウェディングジュエリー、婚約指輪はラグジュアリーなデザインやアニバーサリーモデルが人気。近年は男性も結婚指輪以外のアクセサリーを身につけるようになったからか、他のアクセサリーとの調和させる一見シンプルデザインで緻密で繊細な装飾が施されたデザインも増えていました。
ホール自体がデパートのような印象に
ガラスウェア、特にカラーのグラスが有名です。
ガラス製品で馴染みのドイツブランドLEONARDOですが、12〜3年ほど前からジュエリー部門もスタートしています。新オーナー夫妻の新婚旅行がきっかけでスタートしたというジュエリーは、24時間ガラスを身にまとって欲しいという願いも込めらているとのこと。
気分とTPOに合わせて変えられるだけでなく、長さもチェンジできるところがポイント
美しいガラス職人の技術を使ったアクセサリートップは、食事に合わせてグラスを変えるように、シーンに合わせてアクセサリーも気軽に変えられるように考えられた CLIP & MIX SYSTEM シリーズがイチオシです。
気分に合わせてブレスレットにも、ネックレスにも。ペンダントトップも付け替えられたり自由自在に遊べます。
デザイナーHoppe氏
22年連続してINHOLGENTAに出展しているという彼女の作品は、洗練されているのにどこか楽しくて、気軽に身につけられるデザインが特徴的です。
実際に着けた感じと、デコとして飾る場合(右上)
今年の新作は渦状のシルバープレート。身につけない時は部屋に飾ってもよい、洋服にただつけるだけでも、ネックレスとして使っても良いという自分のアイデア次第で何通りでも楽しむことができるジュエリーです。 現在、日本代理店も募集中とのこと。
デザイナーのBrigitteさん
今年20周年を迎えるジュエリーデザイナー Brigitte Adolph
ご両親は金細工師で幼少の頃からその技術を見て育ちました。さらに欧州全土での研鑽を積み、世界的な数々の賞も受賞する最高品質のジュエリーデザイナーとして確立しています。
シルバーと言われても信じられない精巧さと軽量感
特に人気の高いレースのような美しい作品は・・・製法は秘密だそうです。
ガイドツアーでは興味深いデザインジュエリーブースを巡ります
INHORGENTAガイドツアーの中で訪れたスイスのジュエリーデザイナーブランド Sylvesse。アフリカの希少なダイヤモンドをアクセントにしたデザインが魅力的。
展示も美しい
元々は陶器も扱っていたが22018年に独自のブランドを立ち上げたとのことで、これから陶器もコレクションの中で使っていく予定があるとのこと。
パールを扱うオーストラリアのブランド AUTOREは最高級のパールだけを使います。自社の牡蠣農場では、プランクトン、水温などさまざまな環境をベストな状態に保っているとのこと。もちろん時々汚れをきれいに落とすお手入れも施すようです。
まるで牡蠣のためのスパサロンホテルを24時間開いているようなもの、と担当者は語ります。
特別な南洋真珠のKeshi Pearl(ケシパール)は小さなものでも2000EUR 近くはするとのこと。
ここまで大きいものはなかなかないという、希少なケシパールも見せていただきました。
釈迦に説教ですが、、、ケシパールは人工的な核がなくほぼ100%が真珠層で出来ている偶然の産物のため希少価値があります。AUTOREでもケシパールが見つかると皆で大喜びするそうです。
THE ドイツ!ハリボとコラボ
Thomas Saboとハリボのコラボレーションが実現!カラフル可愛い
紙のようで紙ではない、布のようで布でない
ドイツのデザイナーMaria Rzewuska は個性的でユニークな作品が多い。
Cai のメンズ・ベストセラーコレクション
使い勝手の良いデザインとカラーバリエーションが多いのに、派手すぎない品の良さが男性ファンを惹きつける。
CAD モデリング技術も高まり
新しい技術が宝飾業界にも広まり、応用されています。
CADを作れば、すぐに3Dジュエリーに
オンラインですぐに3Dモデルに変換できるサブスクリプションサービスもスタートしています。 iJewel
職人の技術も変わらず光る
未来のデザイナーを輩出するスクール、アカデミーも多く出展している
アンティークジュエリーも多く見られました
ミュンヘンで行われる見本市・展示会の場合のみ弊社では、名刺やカタログの印刷、ノベルティ作成や、見本市会場への直接運搬手配も承ります。(ただしお申し込みは少なくとも営業日10日前になります)
*ミュンヘン外ドイツ国内の場合は見本市会場倉庫への運搬手配となります。 会場によっては受取が難しい場合もあるため、お申し込み・お問い合わせはお早めに*
出展準備・ブース設営からビフォア・アフターフォローもサポート致します。 各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。