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outdoor-by-ispo OutDoor by ISPO 国際スポーツ用品展示会

OutDoor by ISPO 2024 国際スポーツ用品展示会

開催期間 2024年6月03日〜6月05日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00)
場所 ドイツ・メッセミュンヘン
開催周期 毎年開催
WEB https://www.ispo.com/outdoor
特記 次回は2025年 6月3日〜6月5日

OutDoor by ISPOは、新しいコンセプトを掲げて欧州最大のアウトドア見本市OUTDOOR Friedrichshafen から2019年ミュンヘンに移転しました。 アウトドア、アクション、スポーツファッション、パフォーマンススポーツ、テキスタイル素材、ヘルス&フィットネスなどを取り扱うサマー・アウトドア・スポーツ用品の国際的な展示会です。

参考・引用元:Outdoor by ISPO 公式HP
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OutDoor by ISPO 2024

Sustainability HUB・グリーンステージを支援するVAUDE

European Outdoor Group (EOG)と共にミュンヘンMOCから会場をメッセミュンヘンに変えて開催された2024年のOutdoor by ISPO 。

出展社数は昨年とほぼ変わりない約80カ国から総計602社、約90カ国から8000人の来場者が訪れました。

会場を変更したことにより、5,000 平方メートルを超える屋外スペースと特色あるステージやハブスポット、それぞれのVillage(パビリオン)とスタートアップエリアやアワードスペースなどが設営され、ゆったりとした空間を作り出しました。

サステナビリティHUB、クライミングHUB、ウォータースポーツHUB、付随する特色あるステージ(オレンジ、グリーン)、アウトドアでお馴染みのスカンジナビアビレッジ、イタリアンビレッジなど。

特にサステナビリティHUBとグリーンステージのパートナーシップブランドのVAUDEは、今年もアウトドア業界を牽引していくブランドのひとつ。

ウォータースポーツHUBスペース

プールのようなスペースもありましたが、演出が凝っていたウォータースポーツHUBは、まるで水に浮いているような気持ちになれる空間。

テストトラックは結構長い

今年初めて出現したトレイルラン・テストトラックは私はテストをしている人を見かけませんでしたが、周辺の出展ブースから靴を借りてテストしていた来場者もいたそうです。どちらかというと、例年の自転車テストスペースの方が楽しかった気もします・・・。

屋外シアタースペース。カンファレンス、映画上映など天候が良ければ最高の環境

今年の新しいステージはEOFTの提供による屋外に設置されたシネマステージもありました。初日はあいにくの雨で出足が悪かったものの、残る2日はアウトドアISPOにふさわしい天候に恵まれました。

「Think Outdoor」

テーマカラーはレンガ系オレンジの入場口

今年のOutDoor by ISPOのメインテーマは「Think Outdoor」(直訳だと、アウトドアを考える どちらかというと 想う の意味をとっているのかもしれませんが)。

今年も継続して環境保護、気候変動を減少させるためのサステナビリティについては、最も重要な課題のひとつとして取り扱われています。さらに、取り上げられたトピックの中で、最も興味深いのは、EUグリーンディールの影響と「 neuen Öko-Konsumenten 」(新たなエコ消費者)です。

マテリアルラボでは毎日ツアーが行われました。

エコと消費は一見すると相反するような気もしますが、近年消費することで地球に優しくエコロジーな生活を生み出すという、新しいコンセプトが生まれ定着しつつあります。

マテリアルラボから きのこの繊維を使って、わかめの含有物から染色、ひまわりプロジェクトやくるみの粉を利用したゴムなど

環境に配慮されて作られた商品は、製造の時点で廃棄されるだけの素材を生まれ変わらせること。そしてその売り上げの一部はさらに新しい自然保護への活動にも促されます。商品自体はバイオディグレード(生分解性を含む)する、という循環の輪が螺旋のように良い方向へ進んでいくイメージを作り出しています。

ISPO Awardの意味

製品、カタログ紹介とQRでウェブサイトへの誘引も行ってもらえる。出展していればブース番号も紹介されるので認知度向上が爆上がりする

今年は日本からも10を超える出展がありました。どの出展ブランドにも共通して言えることは、アジアと欧米の消費者の反応の違いを実感出来た点が一番大きな成果だったのではないでしょうか。

初出展の場合は特に、すでに日本での知名度が高ければ高いほど、国外ではどう知名度をあげていくかという課題を感じるかもしれません。

多くの販売店は一定期間の予算の使い道を見本市でほぼ決めてしまうとも言われています。 最初の一年はそのキャパの一部を勝ち取ること。 また次回はここにバジェットをもっと使いたい、使っていきたいと感じてもらえるようにアピールし、翌年につなげていくことが大事かもしれません。

日本から出展している多くの企業やブランドは、数年続けてみないと分からないという答えに辿り着くことも多く、数年の間で方向性や手応えがどんどん変わっていくという体験をするようです。

ISPOに限って言えば、ISPO Awardの活用を強くお勧めします。

ISPOには展示会に限定されない「アウトドア業界を応援したい発展させたい」という意思があります。そのため、ISPOアワードは実は展示会への出展社でなくとも応募が可能です。

賞が取れるかどうかは、審査員の判断だけでなく、一般消費者の意見が強く反映されます。実際ISPOに出展していないブランドの商品も受賞し展示されています。消費者からのダイレクトな反応を得られるチャンスとして、そして、うまくいけば知名度が一気にあがるこの賞を活用しない手はありません。

日本から出展することを足踏みをしているブランドはISPOアワードへ応募してみて、その反応次第で出展を決めるのも良いでしょう。出展を決めているなら、あわせてISPOアワードへ応募をすると展示会場でプラスアルファの効果が狙えます。

*ただし素材、機能、などは応募できず「商品」としての応募のみになります。詳しくは主催社にお問合せください。

 

ピックアップ

数年前から販売されている MOOMIN X KUPILKAコラボ

OUTDOOR ISPOには多くの新商品から、各国の興味深いブランド・新作が勢揃いします。そのなかでもいくつかのブランドをピックアップしました。

ZEN CAMPS

「キャンプが好きだから買う」ではなくて、「これを使ってみたいからキャンプ行ってみようかな」と思ってもらえるような商品ラインナップを展開するZEN CAMPS。自然を守り傷つけずにアウトドアを楽しむための7つの原則を基にアメリカで考案された環境倫理プログラムLeave No Traceの企業パートナーとしても活躍。特に焚き火専用シートは、焚き火の熱を地面に通さないので、焚き火の熱で地に生える草も地表も傷つけません。

ビジュアルだけでなく、使い勝手の良さと自然環境を守りながら楽しめる工夫がしっかり詰まった製品です。使いやすくてコンパクト、持ち運びやすい軽量型なのにしっかり頑丈、ビジュアルも映えて地球にも優しいうえに、価格帯も手頃と、ドイツ・欧州でも人気がすぐに出そうです。

OLENO

創業1935年の奈良の老舗靴下メーカー、昌和莫大小株式会社のオリジナルブランド OLENO。「売って終わり」ではなくてお客さんからのフィードバックをどんどん取り入れて改善させて作り上げてきた靴下たちの、スタートからその究極形態までの集大成を展示していました。 走る距離、その日の体調での締め付け具合から蒸れ具合まで、合わせられるシリーズ展開はアスリート必携の靴下です。

個人的には、靴下の替えがリュックの中ですぐに無くなる(でもすぐ履き替えたいのに見つからない)問題を解消してくれる、靴下のタブがループになっていてカラナビで迷子防止できるウールソックスがおすすめです。

YAMAtune

tune up LIFE 北海道のほぼ中央に位置する東川町に拠点を置くYAMAtune 今年10周年を迎えました。

機能と品質の良い製品にはストーリーがある。社屋から、製品のデザイン、カタログまで、北海道・東川町にある直営店*に行って選んで履いて、そのまま外に行きたくなるような北海道の自然、地域愛と魅力が詰まっています。

試着したスパイダーアーチは、土踏まずの部分をサポートすることで疲れにくく歩きやすくしてくれる効果があります。トレイルランや山登りだけでなく、普段よく歩く人、「今日はすごく歩く日」がある人にもぜひ履いてほしい足の疲れも軽減されて、翌日にだるさも残さないおすすめのソックスです。

*直営店は大雪山店のみ。直営店でしか受けられないサービスもあります

rig footwear

2019年に日本人の足の形に合わせたリカバリーサンダルを開発し、日本で定評のあるrig footwear 今年がISPOには初出展です。

ブースは3面オープンで、左右に(どちらかというと)冬のブーツ、夏のサンダルと分かれているので通りがかった人が立ち止まってぐるりと商品を見渡しやすいブース設計。今回の出展ではブーツ、サンダルともに好感触が得られたとのこと。

ディストリビューター、アスリート、そしてメディアの分野からの反応がダイレクトに感じられて、次につなげられる感覚を得られるのがISPOアウトドアの醍醐味かもしれません。

BOLERO

ブルガリア発の粉末スポーツドリンク。 美味しいのは前提条件ですが、パッケージも持ち歩きやすく、水や炭酸水に溶かして混ぜるだけ。 ビーガン製品で無糖、ローカロリーと良いことづくめ。 そして、最も突出しているのが味の種類が豊富なこと。現在80種類以上のテイストが選べる上に、体にも優しい上に、価格もお手頃で毎日飲んでもお財布に優しい。

Human Comfort

椅子の上のトラベルピローはふんわり癒されるタイプ

去年もいいな、と思ったオランダのキャンプ用品ブランドHuman Comfort。 商品の中でもイチオシは肌触りが抜群の、竹素材を使ったフリース生地の枕とエアベッド。 軽くて洗いやすくて、さらに柔らかさやふわふわ感が一体化している点が売りポイントです。 うっかり忘れてしまうことも防止してくれて楽だし、お手頃な価格帯なので、初心者でも気軽にトライしてみる気持ちになれます。

Igloo

左:Bluetoothで繋げるミュージックボックス兼クーラーボックス、中央:座れるクーラーボックス、右:オリジナルビール!

今年も出展していた保冷バッグで有名なアメリカのメーカー Igloo

パフ・カラフルシリーズが見たかったけれど、今回はレトロなアメリカーンビーチ気分が味わえそうな、保冷コンテナー+スピーカーがコンビニなった新商品が推されていました。

カラフルさも可愛いけれど、USBで充電可能、Bluetoothで繋げば自分だけのクーラーミュージックボックスが、いつでもどこにでも持ち運び可能です。

Iglooパーティーで配られたビールもオリジナルパッケージ。普通のビールを配っても良いけれど、あえて自社ブランドのロゴをつけることで、グルーブ感がなんとなく増すような。機能とコンセプトどちらも最高級な

画像で見るOutDoor by ISPO

日本でも人気高まるStanleyのブース

今年のアウトドアISPOのヒット商品は間違いなく、持ち手とストロー付きかつ保温・保冷機能付きの大きめ水筒だと言える(かもしれない)。各社からいくつかのトレンドスタイルで新商品から既存商品まで展示されていました。

昨年は持ち運びやすい軽量、保冷機能などはなくストロー部分もそこまで推されていなかったのが、今年は完全にストロー&持ち手付きがトレンドに。保温・保冷機能が備わっているのは、なんとなく今年アメリカをはじめ世界でヒットしているSTANLEYの影響ではないかと勝手に推測しています。

各社から水筒が。カラーリングもトレンドに沿っているものが多い

ORTLIEBのブースは、今年はリュックサックよりも別の形のバッグを展示。

こんなに運べるのかな・・・というくらいに荷物を持ち歩くスタイル

GREGORYからもリュックはほどほど、今回は他ブランドでもテキスタイル以外の容器ケースが目立った印象。

右端は洗濯物かごやキッチンで野菜入れにもなりそうな

イタリアンビレッジから

コンパクトで可愛い感じのスティック

嫌いではない・・・外には履いていかないと思いますが

我が家よりも快適かもしれません

キャンピング用品、ウォータースポーツ用品も多く展示されていましたが、今回はDeuterやDometicなどいつも露出度の高いブランドが控えめだった印象があります。次は冬のISPOが11月に開催されるので、その時に大々的ななにかを予定しているかもしれません。


弊社では、名刺やカタログの印刷、見本市会場への直接運搬手配も承ります。
また、ノベルティなどの制作や、各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。

 

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