開催期間 | 2025年3月12日〜3月16日 (9:00〜18:00) |
場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
開催周期 | 毎年開催 |
WEB | https://www.ihm.de/ |
特記 | 次回:2026年3月04日〜3月08日 2025年同時開催:Handwerk & Design, GARTEN MÜNCHEN, FOOD & LIFE |
1949年から始まり2024年には75周年記念を迎えたIHM – Internationale Handwerkmesse。 2024年度は4つの見本市合わせて60の業界から812社が出展。来場者数は総計で91,000人を記録。 住宅、家具、キッチンなどの家庭用品、工芸品、文化的工芸や装飾品など各手工芸の技術やイノベーションなどが展示・販売。 また、毎年世界各地から工芸の専門家を招待し様々な特別なショーやイベントを行います。
参考・引用元:IHM 公式HP
2025年は6ホール内を4つの見本市が各ホールで開催。
B1 | Handwerk & Design 手工業とデザイン |
B2 B3 C1 C2 |
Internationale Handwerksmesse 国際手工業 |
B3 | Food & Life フードライフ |
C3 | Gerten München ガーデン・ミュンヘン |
学生たち、プロの技術者、学校など手工業、工芸関連者が勢揃い
4つの見本市・合計6つの展示ホールに50か国からおよそ850社が出展。来場者数は総計で約 85,000 人を記録。
初日の3月12日には、バイエルン州首相 Markus Söder 氏が来場し、工芸技術を体験していました。14日には Olaf Scholz首相も来場し、ドイツの工芸を支える職人との対話を楽しみました。
紙芝居劇場の制作風景や実演が見られる貴重な機会
ドイツだけでなく、世界中で伝統工芸の後継者不足に悩まされる昨今、少しでも体験して未来の「技術者」への道を指し示す„YoungGeneration/Macher gesucht!“ が今年はICMで限定開催され、バイエルン州の 80 校以上の学校が訪れ、20以上の職業を体験しました。
リアルすぎて怖いほど、繊細
今年のテーマを劇場美術と定め、わくわくするような舞台美術、衣装、劇場の裏側や小道具たち・・・圧倒的な技術と魅惑的な美しさ、熟練の職人たちの実演に心惹かれ、特に立ち止まって見学する人が多くいました。
人形劇の人形も展示
モードが溢れ出している
背景には1960年代のドレス
IHM、そしてHandwerk Designから、興味深かった活動と様子をご紹介します。日本の文化や伝統芸術をじっくりと楽しんでもらえる作品・展示が今年は多々ありました。
喧騒の中でも集中力を全く切らさない
日本から江戸木彫刻師である北澤秀太氏が招牌されました。
これまでに作成した美しくも恐ろしい表情豊かな能面たちを展示。また、会期中にひとつの木の塊から面がどのように作られていくのか、その工程をつぶさに間近で見ることができる実演を行なっていました。
常に人だかりがあり、来場者が本当に楽しんでいた様子。
北澤氏は海外でもワークショップなどを行なっているそうで、その学ぶ姿勢には人種や文化の壁はあって無いようなものだ、と。学ぶ気持ちが強ければどんどん上達していきます。
能面を彫る場合、細やかな表情や機微を彫るための道具を作る人が必要です。もちろん、能の舞台が行われるには、その面が使われ場があり、演じる人がいて・・・など、多くの人が関わっています。それら全ての後継者が年々不足し、その伝統が失われつつあるのはとても寂しいことです。
グローバル化した昨今、日本だけでなく世界の伝統がどこかで誰かに伝承されるためには、こうして実際に見て触れる機会を作り出し、ワークショップや興味を持つ「最初の一歩」を体験できる場が必要になってきていると実感します。
IHMでは毎年このような機会を紹介しています。
肌触りの良い素材、美しい色、丁寧で繊細な作り
着物の絹をリサイクルしてアクセサリーを作るスペイン・バルセロナ在住の日本人デザイナーのブランド Nuf Design も出展。絹なので滑らかで、計算された形と繊細な縫製、身につけた時の心地良さは絶対最高。
今回は初IHMへの出展とのことで、スペインを拠点にするデザイナーの方々も、欧州の各地へ出ていくという動きがあるそうです。
模様を全部見せてくれるデザイナーUdalさん
スカンジナビアデザインのニットウェアを展開するデンマークのHappy Knit。デザイナーのUdal氏の明るくて楽しいポジティブな気持ちが表れているようなデザインのニットたち。素材の多くはメリノウールを使用し、特殊な編み方で緩やかなカーブを生み出しています。
全てのデザインは既製品サイズではなく、注文を受けた時にサイズを測りその人の個性や特性に併せて織ってくれるオーダーメイドに近い作品を作り続けています。
特別なストーリを持つニットスカーフは、三角が上から少しずつ円に変わっていくデザイン。制作秘話は古い旧知の神父の友人を訪ねて行った時に聞いた説法です。
最初は尖っていたものが少しずつ、少しずつ角が取れていき、円になる。心の持ちようと変化を話した内容に感銘を受けて制作しました、とのこと。
もし、デンマークへ行く際には寸法を測ってもらって自分だけのニットを作ることも目的のひとつにした、旅に出てみるのも楽しいかもしれません。旅行中に尖った心が丸くなっていくかもしれません。
昨年も大人気でした
昨年に続き今年も展示していた MAXLUZI ひとつの木の塊を極限に近く薄く削り、作られた木製ランプシェードを展示しています。
創立者兼デザイナーと、木家具職人のおふたり
2018年からドイツ北部のWesenbergを拠点とし、ランプシェードそして木製家具も展開。柔らかな憩いの場がうまれるような温かみを感じる作品が多い。
絨毯を修繕・作る時の道具たち
見ただけではどうやって使うのか分かりづらい形の道具も多数。展示ブースの人が丁寧に教えてくれました。
目が細かく、とても丁寧なあみぐるみを展示・販売するデザイナー兼オーナーさん
編みぐるみは、世界で共通語にもなっているそう。Amigurumi を作る楽しみを広げるGuelsでは、小さなキーホルダーサイズから赤ちゃんが抱っこして眠れるサイズもあれば、少しリアルなお人形まであります。
ガラス瓶を加工した時計
ドイツチックなガラス瓶を時計に加工しています。残念ながらオンラインショップなどはないので、ミュンヘンの見本市やマーケットでのみ販売しているとのこと。お値段もお手頃でドイツ土産として人気が出そう。
バーチャルリアルに体験してみることも
いつも素敵なファッションショー!
毎年行われている「TALENTE – Masters of the Future」では、27 か国、12 の異なる分野から集まった35歳以下の 92 人の新進気鋭デザイナーによるクリエイティブな作品が発表され、各部門のタレント賞が授与されます。
選ばれし作品たちがずらり
ショッピングもこの展示会の目玉の一つ!
ショッピングもメインのひとつ
毎年家の片付けをしないといけない気になる・・・
かわいいものも多数!
今年も見どころ満載のIHMと3つの同時開催の見本市。来年は日本からの来場者や出展社がよりいっそう増え、日本の文化や伝統芸術はもちろん、イマドキのデザイン商品を手に取ってもらいたいと願っています。
弊社では、見本市の視察のお手伝いから、出展のためのサポートを行っております。
名刺、カタログ、パネルなどの印刷物からノベルティグッズ制作はもちろん、ドイツでのメッセの出展準備からアフターフォローまで、各種サポートが必要な時、お気軽にご相談ください。