開催期間 | 2024年4月09日〜12日 9:00〜18:00 最終日のみ〜16:00 |
場所 | ドイツ・ミュンヘン |
開催周期 | 2年に一回開催 |
WEB | https://analytica.de/en/ |
特記 | 次回の予定:2026年3月24日〜27日 同時開催 Ceramitec |
アプリケーション、分析・診断機器・処理・技術、検査・測定・品質管理、情報・サービス、ラボ装置、試薬・化学製品、バイオテクノロジー、公衆衛生関連技術を取り扱う国際専門見本市です。 また、業界の技術交流と未来を担う研究者や各種コンサルティングを含んだスタートアップフォーラムも実施されます。 (2020年はキャンセル)
引用元:Analytica MesseMuenchen Japan
2022年は来場者数は111カ国からおよそ26600人、出展社数39カ国から882社を記録しました。日本からは渡航禁止令はなかったものの、日本への帰国にPCR検査が必須で帰国間際の検査結果の受け取りに苦労するビジネスパーソンも多く見られました。
今年2024年は完全なコロナ禍からあけて初の開催。日本からは円安という苦しさがあったものの、多くの日系企業が日本から出展していました。
2024年の来場者数は約34,000人(117カ国から)、出展社数は1066社が42カ国から参加。 前回を大きく上回る結果となりました。
出展社のうち約53%が海外からの参加でした。開催地ドイツに次いで出展社数が多かったのは、中国、米国、イタリア。 そして英国および北アイルランド、スイス、オランダ、フランス、韓国、インド、オーストリアと続きます。
来場者数でも、ドイツに次いでオーストリア、スイス、イタリア、と続き、7位に中国そして10位にポーランドという結果になりました。
Analytica メッセミュンヘンのプレスリリースでは、メッセ・ミュンヘンのアナリティカ責任者 Armin Wittmann (アーミン・ウィットマン氏)とSusanne Grödl(スザンヌ・グレードル氏)は以下のようにのべました。
「アナリティカは当業界の世界的な専門知識が集まる場として、そして各権威が集う場として存在することを誇りに思います。 汚染物質の分析、病気の早期発見、ワクチン開発のいずれにおいても、まず第一に日常生活の多くの分野で進歩を可能にするのは、この業界の革新的な力です。」Final report:analytica 2024 confirms its position as the world’s leading trade fair for the laboratory sector April 12, 2024
発言を裏付けるように、分析機器の分野でも大きな変化があり、各企業で新製品や新しい技術を紹介し、多くの議論がカンファレンスやセミナースペースで繰り広げられていました。
今回の大きなトピックは前回に引き続き、「ラボのデジタル化」そしてAI技術と持続可能性に関しての多数のプログラムやカンファレンスが行われました。
AIを駆使した情報のオートメーション化と分析結果をより精密に正しく残していくことで、人による解析の手助けをするアシスタント的な活用法も見出されています。
「ラボのデジタル化」は今回はさらに進化して、 ライブ ラボでは 標準的な実験プロセスを(見る)体験(1 日 3 回実行)でき、デジタルトランスフォーメーションのスペシャルショーでは、来場者が未来のスマートラボを体験・試用することもできました。
これらのショーには会期中に約 3,500 人の観客があつまり特別スタンドの座席は常に人であふれていました。
Analytica カンファレンスでは、参加者2,225 名の新記録を樹立。
180以上のカンファレンスのトピックは多岐に渡りますが、特にサステナビリティ、診断および法医学における AI に関するセッションに人気があったようです。
各国のパビリオンも見かけました。
中国からはほぼ各ホールにひとつのパビリオンが見られました。お馴染みのトレードマークの装飾。
そして今年はパンダや中国らしい人形が中国ブースにそれぞれ並んでいました。 辰年というのもあり、中華らしい可愛さのぬいぐるみは、なんとなく気持ちもほのぼのします。
開催国ドイツからはイノベーションコーナーやお馴染みフラウンホーファー研究所ブースで最新技術が展示され、新しいアイデアのヒントを多くの研究者が得たのではないでしょうか。
日本から出展、または海外支店、協力会社などとともに日本から出展する日系企業の数も含めれば、今年は大盛況でした。(前回が例外的だったとも言えますが)MEDICAは日本からの出展だけでカタログが作れてしまうそうですが、ミュンヘンのAnalyticaでも日系企業出展カタログ(英語、ドイツ語版)や、日系企業ブースにだけある特別ノベルティみたいなものをを手にしてみたいものです。
カタログ、ノベルティなど作成の際には、ぜひ弊社にお声がけいただけましたら大変嬉しく存じます。ご好評いただいております。(と宣伝も忘れずに)
2022年に続き、今年も日本分析機器工業会は出展。 業界団体の要とも言える団体では、欧州のこの場を通じて各国との連携と技術情報の交換を行なっています。
今回出展していない優れた日本の企業も、JAIMAを通じて世界にアピールされていくのでしょう。
ところで、日本分析機器工業会と日本科学機器協会が主催のJASIS(Japan Analytical and Scientific Instruments Show)は、2024年9月4日(水)~6日(金)幕張メッセ国際展示場で開催です。オンラインでは2024年7月5日(金)~10月31日(木)です。
今年も続いて出展した樫山工業。 社会情勢を考慮して新しく開発された素材の高騰にも対応できるポンプ製品を提案。このAがダメならBもある、という選択方式は選ばれる理由のひとつ。
今年はデュッセルドルフ近郊に欧州拠点ももつという成功をおさめたネクサス。着々と成功のステップを登り続ける様子が見受けられます。
世界初の製品(石英ガラスバイアルを利用した検査機器の容器)を開発した唯一無二の会社です。
1868年、明治政府最初の紙幣「太政官札」の製造からはじまり、現在へと続く写真化学。軸に印刷技術をおき、関連技術のグループ会社を展開。 Analyticaには2016年から出展し、グループ会社をもつ強みとして「業界の常識」の内外からの問題解決法を提案するべく製品紹介を行っていました。
同時開催のCeramitecには、グループ会社のSK Fineも出展。
10年ぶりくらい(と担当者の方談)のAnalytica出展したチューブポンプ専門メーカーのウエルコ。グッドデザイン賞も受賞したポンプWP1000シリーズ。小型で性能が良いのが必須条件ですが、ビジュアル面での美しさだけでなく、ユニバーサルデザインの特性も持ちます。
グローバル企業では言語の問題が発生しやすいことが多くありますが、対策として使われるピクトグラムや色区別など、これまでの10年以上に、これからの10年で需要が増えるであろう製品です。
世界に、そしてフランクフルトにも拠点を持つSEIWA Optical。Analyticaは初出展ですが、同じミュンヘンで開催されるproductronicaでもお馴染みです。よく見たら60周年記念。
国内有数の試薬メーカー関東化学株式会社。欧州でも代理店を探すという確固たる目的をもってAnalyticaへ出展したとのこと。今年11月には創立80周年を迎えるにあたり、さらなる発展が期待出来ます。
見本市で意外と見失いがちな「具体的な目標」を定めて、しっかり達成できるかどうかは非常に重要です。
ところで、欧州(ドイツ人は特に?)では創業XX周年を祝うことが多いような・・・1周年、3周年、5周年、10周年ごとに、X5周年、ゾロ目の年、ほぼ毎年祝ってる気がします。
日本の企業のみなさまも、ぜひXX周年記念を大々的にアピールしてはいかがでしょう?その際に必要なノベルティ各種のご相談は弊社まで、コンタクトフォームよりお気軽にご相談ください。(宣伝)
意味もあり、持ち帰るのも楽しい。認知度も製品の質も感じてもらえると一石何鳥ゲットできそう?というアナリティカならではな今年のBestノベルティチョイス。
特筆すべきものではないが、この発想が好きです。遊び心は忘れない。
高性能家電メーカーLiebherrからは、実験室、分析、バイオテクノロジー用途の特定の要件に適した、高品質のステンレス鋼の内部を備えた新しい冷蔵庫と冷凍庫などを展示。注目すべき革新的技術の「 SmartLock」はアラームが発生すると自動的にドアをロックします。そして、許可された人のみが再度ロックを解除できます。
非常時にも対応、家庭用冷凍庫にも許可された人しか開けられない機能をつけてくれたらいいな・・・と思う人も多いはず
遺伝子は年々解明され、2022年ついに完全解読に成功しましたが・・・全ては理解されていない。
CeramitechとAnalytica両方にブースをこれまでは出していたが、今年はAnalyticaでまとめて展示している。自社でオールシステム化しているmaxonだからこそ、のトライアル。
弊社では、名刺、カタログ、パネルなどの印刷物からノベルティグッズ制作を承っております。 各種サポートが必要な時は、お気軽にご相談ください。