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「Die 66」2019 50歳以上の方向け、老後を楽しむための展示販売会

「Die 66」(2019)50歳以上の方向け、老後を楽しむための展示販売会

開催期間 2019年05月3日〜5日 (10:00〜17:00)
場所 ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場
開催周期 毎年開催
WEB https://www.die-66.de
特記 Halle(ホール) A5/A6のみ
一般参加可能:1日券7EUR 年金受給者5EUR
オンラインで購入は1日券5EUR 14歳以下無料
2020年の開催:見本市名をLEIFに変更 2020年4月17日〜19日

ドイツ語圏最大の50歳からの人生を楽しむヒントが詰まった毎年開催の展示販売会です。 メインターゲットは初期〜後期高齢者ですが、晩年を充実して過ごすため、安心して生活し人生を楽しめる情報と商品が入手できる展示販売会です。 2019年度は来場者数およそ17500人。

参考・引用元:die 66 公式HP

Die 66からLEIFに、50歳以上のための展示販売会

「Die 66」は15回目の開催を迎え、今年は昨年と対照的な冬の気温に震えましたが、前年度に比べ10%も来場者が増加しました。  老後の健康と人生の楽しみといった「これから」の活動のための情報から、「人生の終末」をいかに美しく悔いのない様にしておくかという情報までが詰まった見本市です。 また今年はゲストに多数の有名人を迎えたエンターテイメント性も昨年度よりパワーアップしていました。 会場内で行われる支援プログラムや、セミナー、気軽に参加出来るオリエンテーションや公開レッスンなどもこの展示販売会の楽しみの一つです。

会場内の様子

セミナースペースは複数あり、健康、生活、趣味、住宅、お得情報などテーマに合わせたセミナーが行われていました。

女性は歳を取っても女性。 どうせなら美しく健康的に老いていきたいという願望は、きっと皆さんあるはずです。 アンチエイジな食品から美容製品まで揃っていました。 大手ドラッグストアdm、薬局などもブースを構えています。

政治団体、CSU、AfDもブースを構え、控えめな支援者へのアピールもありました。 公的団体も多く、昨年は警察に高齢者の運転に関する事情と対策などの講習会を案内していました。 日本でも高齢者の危険運転が目立った数ヶ月、高齢者向けのイベントなどで「安全を保つための方法」や「危険を感じたら返納する心構え」などを公的団体が分かりやすく興味をもって説明する。 この様な機会が増えればより良いだろうなと思います。

健康相談や簡単なチェックなども会場で行っています。 ちょっと気になっていたけど、病院に行くほどでは・・と思っていることなどを気軽に相談出来る良い機会にもなります。

耳が聞こえにくくなったり、歯の問題も高齢者にとっては重要です。 車椅子での生活になれば、それに合わせた車も必要に。 生活での必需品や、あれば役に立つものも多く展示されています。

もちろんドイツ人の大好きな旅行に関するブースも多数あります。 地域柄バイエルン州近郊のブースが多めですが、国外やドイツ北部などの旅行パンフレットなどもたくさん入手出来ます。 自宅でのトレーニング用品もあれば、マッサージ系グッズなど初期高齢者向けの運動グッズもありました。

参加型レッスンやオリエンテーション

会場2ホール内には、メインステージのHauptbühneのほか、スポーツステージ、ダンス&ミュージックステージでは、様々なステージショーが行われていました。

メインステージでは今年はさらにパワーアップなSchlager( = 歌手)祭典。最終日は4組のビッグスター達がメインステージを盛り上げました。 トップバッターはスイスのポップシンガーVincent Gross 。 2018年にリリースしたMöwengoldからヒットソングを披露。 ステージ上を走り回ってくれて、サービス精神も旺盛でした。 歳を取ってからジャニーズやアイドルにハマる女性も多いと聞きますが、その気持ちがようやく分かった様な・・。 1998年1stアルバムMöchte bei dir seinをリリースしてから現在までラジオ、テレビでも活躍するVivian Lindtは新曲を披露、2008年に雑誌の公募企画から始まったDie Cappucchinosも場を盛り上げます。

トリを務めたのは50年のキャリアを持ち1973年シングルGoodbye MamaがドイツトップチャートTOP5。 そしてEURO VISION CONTESTにも出場したIreen Sheer。 御歳70歳とは思えない張りのある声とステージを盛り上げました。 ファンがカメラを向ければしっかり正面からポーズを取ってくれるファン・サービスを欠かしません。 真のスターの貫禄です。

スポーツステージ、ダンス&ミュージックステージでは、これまでに訓練とトレーニングを積んできた方の発表会を兼ねたステージと、来場者も飛び入り参加可能なレッスン形式の催しなど、来場者全員が楽しめる様に工夫されています。

文化的なオリエンテーションも盛りだくさん

やはりこちらも参加型。カルチャーラウンジではセミナーやコンサートなどが行われていました。

クリエイティブコーナーは毎年人気のコーナーです。おりがみ、コーヒーカプセルで作るアクセサリーなど自分で作ったり、購入したりすることができます。

脳トレのための知恵も紹介しています。 自宅で簡単に出来る脳のトレーニング兼遊びの紹介。 自分一人でも家族と一緒にも出来るものを中心に紹介されていました。 お孫さんと一緒に遊べそうな、簡単だけど少し考えたり手指を使わないといけないものが多くありました。

携帯電話の無料レッスンが行われていたスマートリビングのスペースもありました。

必要なのに、何故か人に聞くのは恥ずかしいことの様になっている(気がする)携帯電話の使い方。 高齢者への携帯電話やアプリの使い方レッスンが会場内で無償で行われていました。 サービスを行っていた団体では、通常から個別レッスンで1時間無料レッスンあり。(要予約) コースなら3時間グループコースでスマートフォンの基本的な使い方、アプリのDL・利用方法、そして一番大事なインターネット・セキュリティーについて学べます。 スマホ・トレーニングを行なっていたのはダッハウDachauのDas Mehrgenerationenhaus (MGH) Dachauという団体ですが、ドイツ国内各地で同様の団体やコースもあります。 どんどん普及して知られてほしいサービスです。

来年度からはより「人生を楽しむ事」に重点を置いた見本市 LEIF へと生まれ変わる Die 66。 来年度も楽しみです。

弊社では、企業のドイツでのメッセの出展準備からアフターフォローまでサポート致します。 高齢者向けサービスや商品などの視察サポートや通訳手配、(真面目な)見本市会場の視察レポート等も承っております。各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。
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