| 開催期間 | 2025年11月12日〜11月16日 (9:00〜18:00) |
| 場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
| 開催周期 | 毎年開催 (春、冬) |
| WEB | www.food-life.de |
| 特記 | 2025年同時開催:Heim & Handwerk 次回:2026年 03月4日〜03月8日予定 |
南ドイツ最大の食に関する全ての情報とイベントが楽しめるFOOD&LIFE。2022年から春(3月)と冬(11月末)の2回開催に。 蒸留所や醸造所のアルコール類から飲料系、ショコラティエ、肉類から有機製品の生産者に至るまで、ドイツだけでない世界の特産品が提供されます。
参考・引用元:Food & Life

賑わう展示会場

前回からのSlow Food スローフード・ドイツの支援食品企業も多く出展していました
共同開催のHeim+HandwerkとFood&Life合わせて、今年は 785社が出展。 参加者総数はおよそ90,000 人の来場者数を記録しました。今年は開催時期を少し早めたためか、はたまたお天気が良いからか、初日から最も混雑する週末の最終日まで、大勢の来場者が押し寄せたという印象です。
今年は主催者側で担当者の変更があったからか、企画も例年と少し変わった印象に。より国際的で「食」の文化を楽しめるような企画と展示販売が増えていたように感じます。個人的に嬉しかったのは、長らく参加していなかったスパイス系専門店が、規模は縮小されていたがカムバック。そしてちょっと変わったミックス・ハーブのお店が新たに登場していました。

世界の食、多すぎて全部食べきれない
前回は正直、寂しさとやっつけ感が否めなかったフードトラックのコーナー。今年は最高に楽しくなっていました。
過去最大の27台のフードトラック、そのほとんどが被らない各国料理。本当によく集めてきましたね・・・というような他ではあまり見かけない国のソウルフードから、ストリートフードまで勢ぞろいしていました。

ブームの韓国料理
今年は本当の意味で「何を食べていいかわからない!迷う!」お腹がはち切れそうになるほど、あれもこれも美味しそうでした。

混雑しているがとても楽しい
大盛況だったFood & Life。通路は比較的広めだったにも関わらず、満員御礼の状態。食事スペースも広く取られていましたが、床に座り込んで食事を取ったり休憩する人も出てくるほどでした。

参加者の多くは高齢な方も多い
クッキングセミナーも大好評。多くのフード業界の著名人に出逢える、フードショーが間近で見える貴重なチャンスです。

実演して、作ったレシピのカクテルを振る舞ってくれる
毎度おなじみのKOCHBÜHNE、今年はコロナ禍以前にもどったかのような大盛況のフード&ライフでした。特に土曜日15時15分からはじまったカクテルアワード„Bester DUCHESSA-Cocktail 2025“は全席+立ち見客という盛況ぶり。優勝者は der Goldene BarのThimo Hell氏。 独創的なカクテルは審査員と会場の観客を魅了し堂々の優勝です。もちろんそのほかのカクテルも全て美味しく、新発想なアイデアもあり、多くのバー業界従事者に刺激を与えました。
また今回はスピリッツに蒸留酒、ビールにワインと様々なアルコール類も楽しめる展示会となりました。新設のポップアップバー「Bavarese」も新設されて、良い意味でほろ酔い気分でイベントを楽しまれた方が多かったのではないでしょうか。

蒸留酒多数!
美味しいカクテルって、何杯飲んでも悪酔いせず楽しめる・・・と思いますが、飲み過ぎにはご注意を。飲酒量は適度に!

クリスマスや特別な日に
金粉も入ったゴージャスな蒸留酒。当ブログ記事のフィーチャー画像にもなっている醸造家 WEBER の製品。どの蒸留酒も自家製(そして近隣農家との協業)で採れた本物の果物から果汁を絞って作る醸造酒。自然の風味とドイツらしいフルーツを使ったフレーバーとその種類の多さに驚きます。

キヌアの特産地でもあるボリビアからキヌアを輸入し、だれでも気軽に、いつでも食べられるようなスナックに変身。お子様のおやつにもおすすめです。販売元のTINKUは、元々はアルパカの靴下をメイン事業に行っているそうですが、自分たちの出身国の良いものを輸入して、広める素敵な事業展開とアイデア、とても応援したくなります。

本格的な抹茶とほうじ茶パウダー
日本の農家からきちんと対話を通して、買い付けてきたお茶は違う。混ぜ物をしない、そのままで楽しめるからこそアレンジした時により一層のおいしさが感じられる・・・本物の抹茶を提供する。

今年2025年の3月からスタートしたスタートアップ企業の ELIRA ですが、すでに多くの抹茶コラボレーションやイベントを開催している人気の食品ブランドです。オーナー夫妻が日本の農家にお茶の勉強に行く姿勢に「本気度」が違うことがうかがえます。

抹茶とオーツ麦のスポーツドリンクもスタートアップブースで展示。すでにオンラインHPだけで脅威の売り上げを達成し、拠点のミュンヘンを中心としたバイエルン州の大手スーパーマーケットEDEKA(2店舗)で取り扱われているPrinzz。
どちらの抹茶ブランドも若い世代の創業者で、品質にこだわり、プロモーションも興味深いコラボレーション・イベントを実現していくなど、学ぶべきところがたくさんあります。
美味しさと健康、両方を味わえる日本の特別なお茶・抹茶はすでに世界にしっかりと根付いています。

唐辛子も人気のスパイスの模様
毎回一定数のハーブショップが展示・販売していますが、今回はちょっとユニークなミックス・ハーブも販売されていました。缶入りなのでおみやげやプレゼントにも最適です。ちなみに、カリーブルストの粉はどこのお店でも見かける定番。意外とお料理でアクセントに使えるので、おすすめです。

パーティーマスタード、フードトラック風味マスタード・・・アイデアが面白い
変わったマスタードも。モダンなミックスで、新しい楽しみを見つけられます。

今回も小麦粉と一緒に女王を撮影
今年も小麦粉女王と再会。女王は大体数年続きで即位されますが、ただ美しいだけでなく知識もないとなれないので、その道のプロばかりです。

はちみつもオリーブもやっぱり美味しい
ギリシャパビリオンのような一角も。毎年ギリシャから美味しい食材が届いていますが、オリーブオイルやはちみつをつかったコスメ関連も実はおすすめです。

チーズは本当に食べ始めたら止まらない・・・どれも美味しい
人気のソーセージ・ハム類とチーズ。どこのものもそれぞれ非常に美味しく、財布の紐が非常に緩みやすい誘惑の多い展示会です。

感じの良いオーナー、こちらもSlow Food支援店です
BIO製品を集めたセレクトショップを展開。品揃えがびっくりするほど多くオンラインショップも充実しています。

撮影させてくれた可愛い売り子さん、ケーキもおいしかったです
同時開催のHEIM + HANDWERK 、別記事でご紹介します。
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