開催期間 | 2022年04月08日〜11日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00) |
場所 | ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場 |
開催周期 | 毎年開催 |
WEB | http://www.inhorgenta.com |
特記 | 2023年02月24日〜27日(予定 |
2019年は41カ国から出展社数1.052 社、およそ27000人の業界関係者が参加。 ビジネスに直結した、毎年開催の宝飾・宝石・時計国際見本市です。 2019年のパートナー国はチェコ。2020年、2021年はキャンセルまたはオンライン開催のみ。
再スタートの成功と2022年のインホルゲンタは、33カ国から出展社数732社、およそ17,285人の時計、宝飾品、宝石業界関係者が参加しました。 2月に一旦延期され、4月に再スタートを切ったINHORGENTA MUNICH。 例年より1ホール減少していますが、クラスタ分けは例年と同様です。
A1 – Timepieces | 時計。高級時計から安価なものまで、腕時計、掛時計、置き時計 |
A2 – Technology & Bijoux | パッケージングや修理などテクニカルな技術系、店舗デザインまで |
A2 – Contemporary Design & Vision | これからのコンテンポラリージュエリーブランドや、学生フォーラム、特設展示 |
B1 – Fine Jewelry | ウェディング関連ジュエリーからプレミアム高級系ジュエリー |
B2 – Elegance & Lifestyle | ライフスタイルに合わせた宝石類を使ったジュエリーからクラシカルなジュエリー、トレンドジュエリー |
B3 – Carat | 業者やジュエリー製作を学ぶ学生やデザイナーのための展示販売会に近い各種パールや宝石、素材パーツ、新しい素材など |
当イベントから、身分証明証の確認も不要になり、マスクの着用も義務ではなくなったため、マスクなしで会場内に入ることが可能になりました。(着用している人としていない人は半々程度)
残念ながらジュエリーショーは開催されませんでした。 アフターワークパーティーは連日行われているという点に、矛盾を感じざるを得ませんでしたが・・・。
しかし、元々ブースごとのスペースがゆったりして、通路も歩きやすさや休憩できるスペースが豊富にあったので、現状況下で行われる見本市の中でも「いつもどおり」を最も感じられる見本市だったと言えるでしょう。
揺れ動く世界情勢の影響からか、今年は日本からの出展はなかったものの、セイコー、シチズンなど日本ブランドの新商品は展示されていました。 中国からのチャイナパビリオンもなく、ロシアからの出展もゼロ。 ウクライナからはキエフ(キーウ)の Kleynod が出展。
今年のトレンドは、近年どの見本市でも見られるSDGsに配慮したコンセプト。 時計もジュエリーもともに、デザインはシンプル or ゴージャスの印象が強く、また素材へのこだわりが強くなったような傾向がありました。
色の多様性も感じられ、それぞれの個性に合わせた宝飾品が求められている印象も強く、ある種のトレンドはあってもそれぞれのブランドが持つ「個性」がキーになりそうです。
また、目についたのは数年続くシンプル、極小スワロフスキー華奢系ブレスレットと、今年はうねうねした細い金にカラー装飾。 あとは、数は少なかったものの、思い切りを感じる動物(昆虫)モチーフ系も目をひきました。
本来は高級ラグジュアリー商品が主力商品ですが、比較的お手頃価格の商品を若い世代へ向けて販売。 若いうちからWolfというブランドに慣れ親しみ、彼らが大人になったときには、主力商品の消費者として変わっていく。
世代を超えて良いものを引き継いでいく、Heritageという言葉が相応しいブランドです。どの世代向け商品でも品質を高く保ち、鞄やカードケースにスキミング防止機能を必ずつけたりと抜かりはありません。
必見は各ショップや一家の家宝や大事なものを美しく守る「金庫」 見た目は優雅ですが、防火機能、防水機能あり。 Bluetoothで簡単にそれぞれの魅せ方も変えられて、金庫内の鑑賞も楽しめる仕様です。 家にあったら、毎日眺めてしまいそうです。
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サステナブルに時を刻むnordgreenが、100年保証のサステイナブルウォッチ「GUARDIAN(ガーディアン)」モデルをInhorgentaで初公開・発表しました。 (日本でももう販売が開始されています)
シンプルに見えて、実はその中身も製造も全くシンプルではありません。サステナビリティを追求するための複雑さを全く見せないカッコよさがあります。
外箱は全て環境に配慮し、100%土に還る素材を採用。 外箱に設置されたICチップまで紙製品でできています。(*これは実際に土に戻るか100%保証ができませんが、仮に残ってもほぼ微小な程度) 本体は最大限にリサイクル素材をポリッシュし、シンプルさの中に高級感かつ耐久性を備えています。
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当然100年保証、ということもあり、メンテナンスや修理が必要になることもあるという点も考慮してドイツ・オーストリアでは最も信頼のおける専門時計修理店との提携を結んでいるので、安心です。
‘Saami’とは、スカンジナビア半島北部ラップランドやロシア北部コラ半島に居住する先住民族サーミ族に由来します。
サーミ族の伝統工芸をベースにした、ピューターと呼ばれる(錫と銀の合金)を加工して作られた糸状ワイヤの繊細な編み、色取り取りの皮、伝統そのままにしたトナカイのツノのボタンに希望があればスワロフスキーなどを組み合わせてオリジナルの一品を作ることが可能です。
Saami Craftsでは、伝統に縛られず上手に他の素材と融合してデザインしている点もポイントの一つ。細めのスワロフスキーをあしらったブレスレットは、一本つけるだけで夜会やドレスにも映えそうです。 重ね付けしてカジュアルにも使えます。
ドイツ国内には修理も購入後半年は無料で、半年以降も安価で修理が可能です。
オーナー兼デザイナーはフランス人。ドイツに拠点をもち、フランスのハイセンスとドイツらしい合理的なサービスを融合した30年続くジュエリーカンパニーです。
HPを持たず、価格を公開しない。 地域や店舗によって販売価格は自由に設定して欲しい。デザインと石や土台の素材や組み合わせのほとんど全てを指定できるセミオーダーも可能、と購入者にも販売者にまで優しいコンセプトも人気のひとつ。
ただいま日本でのディストリビューターも募集中。
NYの自然をテーマにしたジュエリーブランドMichael Michaud。 自然からインスピレーションを得、ガラス細工と鋳金を組み合わせて作った作品は、ナチュラルな可愛らしさが人気です。
ドイツでは人気のブランドで、少数ながら日本でも取扱店舗あり。
ステンレススチールコイルスプリング、サーモ(熱可塑性)プラスチック で3Dモデリングしたモチーフを使った、軽やかな印象のモードなデザインを展開するオーストリア・ウィーンのブランドです。 Un_UUのデザインは、モードにもカジュアルにも使いこなせるところと、程よいカラーの使い方がポイントです。
オーストリア発、中国は四川の絹刺繍を使ったアクセサリー。 インパクトがある反面、可愛らしさと品を感じる仕上がりに。 2017年創立の新進気鋭のデザイナーJayi Zhang ですが、Inhorgenta 2020でNew Comer of the year (新人賞)を受賞し、これからの発展がとても楽しみなブランドです。
あえてツヤを消した加工に細やかなヘアライン加工を入れるデザインに、シンプルな流線形の組み合わせが近年流行している気がします。 またうねりを感じるような軽い、細身の金属にカラーをプラスも東欧系デザインで流行しているような印象を受けました。
デザイナーは(現在は)全てポーランド人。複数のシリーズを展開するポーランドの最先端デザインの集結が見えるブランドDecoecho。 来年国際宝飾展への出展も予定しているということで、日本でも購入が可能となるチャンス。
こちらもポーランドのブランドZaremski おすすめのデザイン、小さな金の粒たちは可動式。 動くたびに小さな金の動きが魅力的なデザインです。
美しいゴージャスなブースデザインが楽しめるのも、インホルゲンタの楽しみの一つです
今回はあまりピックアップしませんでしたが、宝飾に関係する製造機器やアクセサリーボックス、周辺素材なども多く出展しています。
今年は巨大かつゴージャスな宝石類が少なかった印象があります。
Sanjoyaはベルギー・アントワープのジュエリーブランド。 洗練されたシンプルなデザインに個性を感じるブランドです。 全てのデザインを違ったマテリアルで制作可能。 セミオーダーメードがトレンドなのかもしれません。
Diamond Groupは、欧州ではお馴染み、アジアには故あって未進出のダイヤモンド高級メーカー。 今年一番人気・販売数トップのシリーズは色とりどりのサファイアジュエリーシリーズです。
パールに彫刻を施したアクセサリーが定番のHesse。2つ目の真珠アクセサリーは凝ったものが欲しいと思ったら、おすすめのブランドです。
今年のPoliceはバットマンコラボもあってか、漢感が増していたような印象もあり。
ミュンヘンで行われる見本市・展示会の場合のみ弊社では、名刺やカタログの印刷、見本市会場への直接運搬手配も承ります。(ただしお申し込みは少なくとも営業日10日前になります)
*ミュンヘン外ドイツ国内の場合は見本市会場倉庫への運搬手配となり、お申し込み日時も営業日14日前となります*
出展準備・ブース設営からビフォア・アフターフォローもサポート致します。 各種サポートが必要な時、お問い合わせはこちらのフォームからお気軽にご相談ください。