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bauma 2019 国際建設機械・関連機器専門見本市

bauma
国際建設機械・建設資材製造機械・鉱業機械・建設車輛・関連機器専門見本市

開催期間 2019年4月08日〜14日 (9:30〜18:00、最終日16:00)
場所 ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場
開催周期 3年毎開催
WEB www.bauma.de
特記 次回:2022年 4月4日〜4月10日

建設機械、建材製造・加工および建設車輌、鉱業機械分野世界最大の業界専門見本市「bauma」は、初回開催から50周年を迎えてもなお、業界から厚い信頼と高評価を得て力強い発展をみせています。2016年度開催時よりも総展示面積を9,000㎡拡大し、屋内18ホールと屋外展示エリアを含めた計614,000㎡に、55ヵ国から3,500社の出展を予定しています。

参考・引用元: Messe Muenchen

 

メッセ会場の見取り図。 baumaは、A-Cまで18ホールが全て埋まりきる上に、B0、ICM、EWEスペースまでつながり、さらには屋外まで充実した迫力ある超巨大専門見本市です。 世界三大建機展の一つとして認知度も高く、 日本からの出展も多く、視察ツアーも多数訪れていました。

A1 / B0 / WEW Construction equipment and tools
建設機械および用具
A2 bauma Digital/Sensor technology and Diagnosis
センサー技術と診断
A3 / A4 Powertrain and hydraulics/Motors and hydraulics
パワートレインと油圧/モーターと油圧
A2 / A5 / A6 / E0E Equipment, spare and replacement parts
装置、スペアおよび交換部品
ICM THINK BIG! Work & Careers; Research Live
職とキャリア リサーチライブ
C2 bauma Forum : Mining Inside
採鉱  フォーラム
C3 Tunnelbau
トンネル工事
B1 / C1 / FS Production of cement, lime and gypsum compounds; concrete production
セメント、石灰および石膏化合物の製造 コンクリート製造
B5 / B6 / C4 / C5 / C6 FN / FM / F4 / F5 Construction mahinery and attachments
建設機械および付属品
B3 / FN Formworks and scaffolds
型枠と足場
B4 / FN Trucks and construction vehicles
トラックと建設車両
C4 / FS Lifting appliances
リフティング機器
FS Road construction
道路工事
FN Drilling
ドリル

2019 Bauma メッセの中の清涼剤の様なお姉さん

駅からメッセホールまでの道にも多数展示が

セーフティー技術

製品の見せ方はビデオで、コードレスはやっぱり便利

必要不可欠な工具も

建築に関するものならマクロからミクロ、手仕事から大型ブルドーザーまで全て揃ってました

屋外も見逃せない

Forumの内容も充実

エレクトリック・カー 電気自動車や電気のみで動く重機なども

迫力ある展示の数々

数字で見るbauma 2019

今年度のファイナルレポートから、総出展社数は3702社。 予定よりも少し多くなった様ですが、その中の海外からの出展社数は約66%にあたる2433社でした。

63カ国から出展され、内訳を見て見ると開催国ドイツからは1269社が出展。 次いで、ヨーロッパ近隣諸国のイタリアが国外最多出展数を誇り549社。続いて中国の401社。 この3国で出展社数の約60%を占めています。

全体的に過去に安かろう、悪かろうのイメージや、発展途上国であったり治安や情勢が悪く先進諸国に遅れをとっていると思われがちな国は、近年そのイメージ変革に全力を注いでいます。 そのため、見本市会場でもセンスが良く立派なブースを遠目で見つけてどこか先進諸国の会社かと思ったら、「あれ、この国ってこんなにオシャレなイメージがあったかな?」と感じることもしばしばあります。 さて、どこの国か・・・というのは、ご想像にお任せします。

英国からも多数出展、Brexitはどうなるのか

入口にあったインドパビリオン、アピールには結構いい場所なのかもしれません

アメリカのパビリオンは狭い小路があり、時々迷い込んでしまうことに

韓国パビリオン

チェコのブースはオープン

カナダブースは商談ありきのレイアウト

トルコパビリオン、おしゃれな印象。 出展数も上位国

日本からも20社が出展

業務用作業機器向け電動パワーユニット「eGX」プロトタイプを世界初公開したHONDAのブース

さて、日本からは20社が出展していました。 もちろんドイツ国内の駐在事務所や海外支店から出展している場合は(本社が日本でも)出展した支店のある国にカウントされるので、実質日系企業の出展はもう少し多いのではないかと想像します。

Kubotaは屋外ブースもとても大きく取っていました

Tsurumi PumpはIFATにも出展していました

ブリジストンといえば、のタイヤ

中山鉄工所 シンプルで日本を感じさせるブース。電動自走式ジョークラッシャ「NE100JP」が出展されていました。

ISUZUのブース

住友建機のブース

日本仮設は北海道の会社

加藤製作所は20以上の製品を展示

竹内製作所は最新機種のTB2150、TB295Wなども展示

Kobelcoは油圧ショベルなどおよそ30台近い建機を展示、最新技術(K-DIVE)も

Kobelco 操作している様子と動いている様子、両方見えます

Hitachiからは超大型油圧ショベル「EX1200-7」、「EX2600-7」が初公開されました

見せる工夫

会場内では新製品や開発した技術製品の発表とその使い方、自社への理解をより深めてもらうためのプレゼンテーションなどが多くの場所で行われていました。 特にこのプレゼンテーションは本当に良かった。 ただ説明するだけでなく、エンターティメント性の高い構成とプレゼンテーターの話術で、全くその会社を知らなくてもつい聞いてしまう。覚えてしまう。 うっかりファンになりかける(なってもいいけど) 私もこれくらい素晴らしいプレゼンが出来たらな、と2回くらい見にいってしまいました。

会場内ではスクリーン上で取扱方法ビデオを流しているブースが本当に多かった

これは・・・

実際の作業風景を見ることも可能

ショー形式で紹介していく

実際に乗って動きを試すことも出来る

上からも、下からも見る

キャタピラー 2階から撮影

屋内C6フロアの半分はKOMATSUスペース、B6フロアは4/3をCATERPILLARの重機が所狭しと並んでいました。 KOMATSU、CATERPILLARは2階ステージを設けて顧客との商談スペースを設置。 (CATERPILLARは顧客、プレスに2階を解放)

CATERPILLARの2階ステージからは、天井を飾るコーポレートカラーの黄色と黒の対比も美しく、巨大な重機も上から見下ろせます。 1階部分は大きく解放され、各重機にも(ほぼ)自由に操縦席に座ることが可能なため連日老若男女多数が訪れていました。 また特別なお客様のみにですが、ガイドツアーも行っていました。

フロア内外の重機にはおよそ3mにもなる高さのものもあり、下から見上げることも滅多にない巨大ショベルカーに実際に乗ってみることが出来るのは、貴重な体験です。

屋外こそ見るべきである

簡易観覧車もある。 オクトーバーフェストの観覧車よりも安定していました。

屋外の錚々たる光景はbaumaに来た人にしか感じられないのではないでしょうか。 業界関係者にはもしかしたら見慣れた風景ですが、建築機器や重機が立ち並ぶ姿はやはり圧巻です。 安全性や建築技術の素晴らしさをエンターテイメント的に魅せる工夫や屋外の雰囲気はある種のアミューズメントパークとも感じます。 baumaではファミリーデイが設定され、お子さまは入場無料で特別チケットが貰えます。 業界関係者の家族や、学校から社会見学に訪れる小中学生(か高校生?)たちも多く見られます。

会場内を走る無料の乗物

baumaが設置した Selfie Tower。 インスタ映え半端ないです

Selfie towerから撮影360度周囲を見回せます。

バッテリーが切れても動きます

個人的に最も印象に残った製品はこちらの100%バッテリー稼働のリヤカー。 IoTとかネット通信でアレコレという商品が開発されていく中、同時に遠方で(人の介在を受けない方の)道具のエネルギー供給の一つとしてバッテリーの性能が大幅に改善されています。 電力供給がお手軽で簡単、(恐らく)長時間連続利用も可能、これまでより気楽に使えてサポート力も満点。 リヤカーではなくて、スーツケースやキャリーカートなど、日常生活で使えそうな方面の商品に応用してくれないかな?と願ってます。

仕事にはワークシャツも必要 ワークマンより高級ですがおしゃれ

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