新型コロナウイルスの感染により、世界中のシステムが大きく変化した2020年前半。
およそ1年半経った現在、世界各地では、ステイホームを実施する企業による(ホームオフィス)リモートオフィス、テレワークやオンライン会議など、日常業務のオンライン化が定着しつつあります。
これまでには、ウェブ会議型と自社サーバーでのオンプレミス型の2種類が主なウェブ会議の形でした。
ウェブ会議は用意されたウェブ上で提供されている会議システムを利用することで、気軽に利用が可能ですが、コスト面や管理の楽さというメリットとカスタマイズや融通の効かない点がデメリットになります。
オンプレミス型は、ウェブ会議とは反対に初期投資と自社内管理は必要ですが、セキュリティの高さとカスタマイズが自由です。 コスト面においても、3年、5年〜と長期試算すれば、ウェブ会議との違いはほぼないかもしれません。
また、見本市・展示会などの開催がやむなく中止される中、オンライン上でのセミナーやイベントの開催といった集客事業でもオンライン化が進みました。
特にMESSE (見本市・展示会) が盛んなドイツでは、厳しい規制が続く中で試行錯誤を重ねてのオンラインでのパネルセッション、カンファレンスやバーチャル展示会が多数実施されました。
オンライン・バーチャル展示会の経験と実績も増え、オンラインでの開催が今後も一般化されると予測されています。
つまり、今後は対面式の見本市と同時並行してオンラインでのカンファレンスやパネルセッションが恒常化していく見通しとなり、いわゆるハイブリッド型の見本市・展示会時代の到来です。
今後のコロナ収束後も、オンラインを活用したバーチャルな展示会や商品紹介、セミナー、会議、イベントなどが増えていきますが、まずは基本的なオンライン・イベントのメリット、デメリットを復習しておきましょう。
オンライン・イベントの最大のメリットはコスト削減と言われています。 従来のオフライン(対面式)イベントでは、会場費用や装飾費用、来場者へ提供する飲食代やノベルティグッズの制作費など最小限に留めたとしても、やはり多大なコストが必要です。
オンライン・イベントを開催するためには、初期にツールやシステム導入する手間や費用が発生します。 ただし、一度システム導入してしまえば、その後の対応が非常に楽になります。
時期をおかず、複数回のイベントが開催しやすく、一度登録されればそのトピックに興味のある参加者へ一括でニュースレター で告知が可能になります。 その都度、個別に参加者への呼びかけをするという時間と手間も削減可能です。
また、当日行ったライフ・イベントの様子を後日やアーカイブとして動画配信することでイベントの再利用や、当時は見逃してしまった参加者にも違った形でのアプローチが可能になります。
さらには、コロナウイルス感染拡大の影響下、多くのオフライン(対面式)イベント開催が急遽中止または延期をするような動きも多くなる可能性が高いですが、オンライン・イベントの場合はその必要はありません。
もちろん、コロナ収束後にあり得るその他の緊急事態や理由などで開催が急遽変更になっても、主催者側・参加者側の負担を最小限に抑うことが可能です。
最もオンライン化イベントでのデメリットとして考えられるのが、新しい偶然の出会いや情報収集がない点です。 事前リサーチから外れていても、何かの縁で見つかる新しい発見や偶然の出会い、得られる有益な情報との接点が少なくなってしまうことになります。
その理由の一つとして、オフライン(対面式)イベントでは出来ていたことがオンライン・イベントでは実行が難しいことに因ると考えられるのではないでしょうか?
定番のビフォア・アフターのレセプションパーティーや、会期開催中のコーヒーブレイク(交流会)など主催者と顧客、来場者・出展社同志の交流による業界自体の活性化がオフラインでは起こりにくい点です。
対面ではない場合、どうしても、予定外の発見や出会いが少なくなり、その場で偶発的におこる商談などが難しくなります。
そのデメリットを払拭するには、交流会に変わる場、商談が行えるプラットフォームの構築やシステム作りをする必要があります。
メイン会場としてのライフストリーミング、録画動画による各社の製品紹介、そして参加者同士が気軽にチャットなどを交わす事ができる「オンライン・ラウンジルーム」などを準備することが大事です。
メリットとも、デメリットとも取れる言語的問題。 基本的にはメインの使用言語は、開催国の言語もしくは英語を利用することが多くなります。
オンラインの場合どうしてもチャットなどが多くなり、日本人としては話すより読み書きの方が得意な人も多いのではないでしょうか?
またリアルタイムで翻訳アプリや機能も使いやすいので、多少のタイムラグが出てもチャットが行いやすい点もあります。
デメリットとしては、外国語が苦手でも対面で話していると意外と友好関係が築きやすい点もあれば、間違った表現などで失礼があった場合でも、その場の雰囲気で取り繕えることもあります。
ただしチャットなど文字として読むと、伝えたいことがきちんと伝わらなかった時のフォローが難しく、また「記録」として残ってしまうので、後々問題になりかねないこともあるかもしれません。
大きなイベントレベルではなく、比較的小さな規模でのオンラインイベントも一般化しています。 その理由は、基本的には集客用ランディングページ、ニュースレター、オンラインイベント会場としてのシステムがあれば個人レベルでも開催が可能な点でしょう。
参加者数を50名まで、と限定する比較的小さめでクローズドな開催も多数行われています。 完全無料参加型から、登録やアンケートに答えることで参加無料になる情報収集目的型、参加料金が必要な課金型など様々です。
定番のオンラインイベントといえば、ログインして特別なページへのアクセスが許可されたり、ログインした人同士のチャット・通信ツールの利用、ストリーミング動画へのアクセスとその動画へのコメント、質疑応答などではないでしょうか?
ダウンロードが不要でネットに繋いでログインするだけで完結する3Dオンラインイベントシステムも、近年開発されつつあります。
こちらのシステムは参加するそれぞれのインターネット環境やパソコン環境に左右されることが多いため、まだまだ改善の余地がありますが、画期的なこのイベントシステムも弊社ではご提供しております。
2019年に開発された完全統合型オンライン会議システム「ONCOSY」(CMS:WordPress)は、自社HPだけでなくブログ内への導入・開催も可能です。
この画期的なソリューション・システムは、ウェブ会議型とオンプレミス型のメリットをもちます。 CMSワードプレス テンプレートをベースに個々の希望する内容にカスタマイズが可能です。
管理面ではイベント時には管理を委託依頼も可能、通常時のニュースやブログなどは自社内でも更新可能です。
イベント参加者にとっても、手軽に登録が出来る点や管理の手軽さが自社HPへのシステム導入の最大のメリットです。
またどのシステムで動画を公開するのか、ライブ放映を行うのかが固定されないという強みもあります。 zoomはもちろん、youtube, vmeo, Microsoft teamsなど様々なエンタープライズ向けビデオミーティングシステムの併用が可能となります*。
開発社は、ドイツを拠点にスペイン、ポーランド、クロアチアの4カ国にオフィスを持ち欧州の個人情報保護法にも適したシステムを提供しています。 特に拠点のドイツ国内では、2021年08月の時点で既に15以上のイベントが開催され、導入社では継続したオンライン・イベントを実施しています。
完全統合型と銘打っているだけあり、様々な機能が含まれているため、ベーシック・システムに含まれる内容のみで満足いくイベントが開催可能です。
もちろん多彩な追加オプションも提供されているので、個々のイベントのニーズに見合った内容に仕上げることが可能です。
**マークは追加オプションとなります。条件や追加費用などについてはご相談ください
*最初に参加人数の予測・希望をお知らせください。 予定人数により基本価格が変更します
*ニュースレター の送付は事前告知2回、アフター1回が基本価格に含まれます
サイトからの登録システムを利用しておこなうことで、イベントの登録者、申込社への継続したニュースレターの配信も、データの移行や面倒な書き換え無しでスムーズに行うことも可能です。
GDPRコンプライアントも徹底しております。
ニュースレターの配信先は、既に興味を持つ顧客であり、ニュースレター配信元の信頼性もイベントを通じて高まっていることから、通常以上のニュースレター開封率・反応率を誇ります。
最新ニュースや報告、アフターフォローから、万が一の日程延期などの連絡も一括でスムーズに行うことで、連絡もれを防ぎます。
他社イベントとは違った内容にしたい、イベントで得うる情報を最大限に活用したい場合は、ビジュアル面でのサイト構築の完全オリジナル化をはじめ、イベントに関連する全ての統計、分析とそれらのエクスポート機能、SaaS「Software as a Service(サービスとしてのソフトウェア)」、クラウドの利用も可能です。
また有料型イベントには、自動ペイメントシステム(登録後に支払いの手続きへと自動的に移行)を加えることが可能です。 参加費用の支払いもスムーズに行えます。
興味をお持ちの企業様や個人経営者・セミナー運営者のみなさま、ご質問・ご要望はお気軽に日本語でお問い合わせください。