開催期間 | 2025年6月24日〜27日 9:00〜18:00 最終日のみ〜16:00 |
場所 | ドイツ・ミュンヘン |
開催周期 | 2年に一回開催(次回のみ翌年開催) |
WEB | www.automatica-munich.com |
特記 | 次回の予定:2027年6月24日〜27日 同時開催:LASER World of PHOTONICS World of QUANTUM |
2023年は34 か国から 650社が出展。88 か国から約40,000人の来場者が参加。 オートメーション・ロボット業界最大規模かつ代表的な国際専門見本市
今年2025年に開催されたAUTOMATICAは、前回から引き続き、LASER World of PHOTONICS および World of QUANTUM との同時開催です。
90カ国以上から約47,500人の来場者が訪れました。出展社は40か国から約800社の出展し、1120台ものロボットたちが会場で来場者を迎えました。
Gelszus market research instituteの来場者調査によると、出展者の94%が見本市に「良い」以上の評価を与えています。とくに、展示会の重要な要素のひとつである新規ビジネスのチャンス、新規顧客獲得数の増加(87%)が高く評価されています。出展者の展示会そのものへの評価は99%以上が「良い」以上の評価を与える快挙も達成。
あらゆる面で前回の記録を更新し、高評価を得ています。揺れる社会情勢のなかでもautomaticaへの注目の高さが実感できます。
スタートアップエリアには大学からの研究成果も
ロボットの導入は、もはや夢の世界でも、一部の上場企業だけに可能なことでもなく、産業用ロボットの導入はほとんどの産業・職場で実現し始めています。
5カ国5000名の従業員を対象にしたautomatica Trendindex 2025のレポートによると、約75%は、現在の課題でもある熟練労働者不足をロボット技術が解消すると考えている、という結果がでました。 また、約80%は、危険な作業、不健康な作業、反復作業といった作業をロボットが代替することを望んでいるという考えも結果に表れていました。
中国、アメリカではすでに工業用ロボットの実用化が進み、難しい作業を行わせるためにロボットを訓練することも始まっています。
2025年4月に行われたbauma 2025でも、未来の建機の在り方、未来の課題に焦点を当てて「自動化」と危険な作業を人間ではなくロボット技術で代用することは、大きな注目を集めているトピックのひとつでした。
各産業界で活躍するロボットたちを生み出すロボット工学と自動化、インテリジェント化の最新技術の知見を広げる展示会automatica 2025の出展社と会場の様子をお届けします。
テストゾーン
2024年Bavaria Innovation Awardも受賞したSensoJointは、世界初、安全認証を取得したトルク制御ロボット駆動装置です。開発社 Sensodriveの代表Dipl. -Ing. Norbert Sporer氏によると、触れても良い、力を入れても良い限界が自動制御される装置で、操作する人間がうっかり動作を停止できなくても、対象物に触れた瞬間に動きを制御してくれます。
実際に会場で試してみましたが、目を瞑って作動させても対象物に触った瞬間に動きが重くなり、対象物をそれ以上に握るまたは押すという動作ができなくなりました。
まさに「うっかりミス」が出来ない状態、この装置があれば、熟練でなければわからないような力の入れ加減をサポートしてくれるのではないでしょうか。
ASMR動画(視覚的)として吸着・脱着の様子をずーっと見てしまいそう・・・
クリエイティブテクノロジーからは新しいデモ機を展示会場で披露し、吸着テストも実施していました。
展示会では、アイデアとこれまでに培った技術を掛け合わせた製品プロトタイプを紹介。平面だけではなく、接触面がカーブしていても、凹凸が不規則にあっても対応できるJamming Gripperなど、社名の通りクリエイティブなプロダクトを展示。
ちょっと変わったヘビのロボット。巳年の2025年にぴったり。動きも怖いくらいにヘビ感がでていました。
かの有名なSF作家アイザック・アシモフの小説に出てくる人とロボットの共存のためにロボットが守るべきルール、ロボット三原則は、ちゃんと守ってくれそうだ・・・などと思いながら、今回のautomaticaでも1120台ものロボットたちの進化の様子や形状の変化を見るのが楽しくて仕方ありません。(実際見かけたのはほんの一部でしたが)
別の猫型ロボ
今年もロボット写真集を集めてみました。 今回は人型から「いかにもロボット型」に回帰。より人間に近づいたヒューマノイド型との対比でしょうか。著作権がかかわってきそうですが、ドラな猫型ロボットも待ち遠しいです。
表情もなかなか豊かになっているものの、動物っぽい動き(人を感知して、近寄ってきたりする)がより自然になっているような印象のロボットたち。
会場内には巨大アームたち
各産業から来場
当然車載関連にも
ドイツ企業の大型ブースは常ににぎわっています。
SCHUNK
SIEMENS
日本の名だたる企業も単独で出展。
YASUKAWA
EPSON
弊社では、名刺、カタログ、パネルなどの印刷物からノベルティグッズ制作はもちろん、企業のドイツでのメッセの出展準備・ブース設営からアフターフォローまでサポート致します。 各種サポートが必要な時、お気軽にご相談ください。